
8月11日から全国公開 (C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
世界的な人気を誇るファッションドールを、グレタ・ガーウィグ監督が映画化した「バービー」の新予告映像と新場面写真が、このほど公開された。
1959年に発売され、その後も時代に合わせたドールが発表され続けている“バービー”は、150カ国以上の国と地域で、年間9000万体販売されている。ファッショナブルな洋服に身を包む完璧なスタイルとともに、ブランドが掲げ続ける「You can be anything」=「あなたは何にだってなれる」という前向きで力強いメッセージが、ファッションだけではない多様性を表現し、時代を超えて愛され続けている。映画版では、バービーをマーゴット・ロビー、バービーの恋人ケンをライアン・ゴズリングが演じる。
新予告の内容では、これまで“バービーランド”以外の情報が明らかになっていなかった本作の“世界”が大きく広がる。毎日が晴天で毎日が夏、ピンクに彩られ、すべてが完璧な“夢”のような世界“バービーランド”。いつもハッピーでおしゃれが大好きな人気者のバービー(ロビー)は、ピュアなボーイフレンド(?)のケン(ゴズリング)とともに今夜もクールな音楽にのせてダンスパーティーに繰り出していく。

完璧な毎日がずっと続くと思っていたバービーの身体にある日異変が起こる。空は飛べなくなり、シャワーからは冷たい水。バービーの代名詞である“バービー・フィート(ハイヒールを履くようにかかとを上げた状態)”も床にべったりというアンハッピーな出来事。一体どうしたらいいのかわからないバービーは、世界の秘密を知る変わり者のバービー(ケイト・マッキノン)の導きで、自分の持ち主を見つけるために、ケンとともに人間世界へと旅立っていく。
ところが、たどり着いたロサンゼルスの街でバービーとケンは人間たちから好奇の目にさらされ、いきなり警察に連行!? 顔写真を撮影され指紋まで取られた挙げ句、子どもたちからの「私たち バービー(ドール)は卒業したの」という衝撃的な一言にうちのめされ、完璧な“バービーランド”との大きなギャップに衝撃を受けてしまう。さらにはバービードールを生み出した大手玩具メーカー・マテル社の重役(ウィル・フェレル)から追われ、FBIをも巻き込んだ大逃走劇に発展していく。

「人間の命は永遠じゃないけど、可能性は無限なの」
バービーたちは完璧とは程遠い、困難だらけの「人間世界」での人々との交流の中で、今まで知る由もなかった世界の真実に直面しながらも、大切なこととは何なのかを見つけていく。前回の予告に増してドラマを感じさせる人間世界の描写がふんだんに盛り込まれている一方、冒頭から映像を盛り上げる“バービー達”と“ケン達”のダンスシーンもパワーアップ。バービーとケンがゴキゲンに歌いながらドールの世界観そのままに砂漠や海、雪山を越えて人間世界へ向かう場面。2分39秒の予告の中だけで15種類にもおよぶさまざまな衣装を身にまとったロビーなど、ビジュアル的にも大幅にパワーアップした内容だ。
「バービー」は、8月11日から全国公開。