英乃海が弟・翔猿との共闘誓う「お互い三役になったらうれしい」夏場所目標は2桁勝利

英乃海が弟・翔猿との共闘誓う「お互い三役になったらうれしい」夏場所目標は2桁勝利

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2021/05/05
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夏場所へ向け稽古した英乃海(日本相撲協会提供)

「大相撲夏場所」(9日初日、両国国技館)

幕内英乃海(31)=木瀬=が3日、都内の部屋で稽古後、電話取材に応じた。3年ぶりに再入幕した先場所、幕内で初めて勝ち越し、10勝を挙げた。

部屋では自身も含め7人いる関取で申し合いに参加。「(十両の)宇良と三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)をやって8連勝」と調子も上々だ。

自己最高位東前頭6枚目に上昇した。「(先場所は)自分でもびっくりするくらい、内容も成績も良かった」と、会心だった。

今場所は相手がさらに強くなる。「上にはまだ上がある。いけるところまでいく。2桁勝利を目指したい」と意気込んだ。

開花のきっかけが「読み」の鋭さ。先場所、幕内で初めて勝ち越したが、過去6場所はすべて負け越した。「流れでは勝てない。相手の弱いところを攻められる相撲を取らないと」と、相手の弱点研究を徹底した。

先場所、相性のいい翠富士(伊勢ケ浜)戦でも、気付きがあった。「(小さい相手の目線は)いつもは胸を見てくるのに、こめかみを見ていた。目線が高かった。張ってくるなと思ったらやっぱり張ってきた。そういうのは勉強になった」と、振り返った。

師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)からも「稽古場から相手の嫌がることをしろ」と指導を受けた。「自分がやりやすい相撲を取るんじゃない。相手が嫌な攻めをした方がいい」と、31歳にして負けない相撲を覚えた。

部屋の兄弟子では徳勝龍(34)が昨年初場所で優勝し、明瀬山(35)=木瀬=も再入幕して活躍。「きっかけは明瀬山関。あの年齢で勝ち越した。自分もまだまだやれると思った。コツコツやる人だしすごい」と、大いに発奮材料になった。

弟は西前頭2枚目の翔猿(29)=追手風=で史上11組目の兄弟幕内。先場所は兄弟そろって10勝と好成績を残した。

弟へのライバル心を問われると、「敵対心はない。弟だから上に上がってほしい、そういう刺激に入らない。負けたくないとは思うけど。俺より先に上がりやがって、この野郎!!とはならないですよ」とやはり、家族としての思いが先に立つ。

「仲は悪くはない」とは言うが、普段は特に連絡し合わない。幕内千代丸、十両千代鳳兄弟=ともに九重=を例に「あそこは異常(に仲良し)だと思うけど」と、笑わせた。

弟への意識はないものの「他の兄弟に負けたくない。兄弟で強いと言われたい。兄が強くて弟が弱い、弟が強くて兄が弱いというのはどっちも嫌。どっちも強い方がいい」との思いを明かした。

現役では幕内若隆景(三男)、十両若元春(次男)、幕下若隆元(長男)=ともに荒汐=もライバルとなる。兄弟幕内で今まで最高はともに横綱の若乃花、貴乃花兄弟。英乃海は「一番上は両方、横綱がいるので…。(自身らは)お互い三役になったらうれしい。(同時三役は)一番うれしいかもしれない」と目標に掲げた。

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