iPhone 12、ペースメーカーなどの医療機器に以前より影響?

iPhone 12、ペースメーカーなどの医療機器に以前より影響?

  • ギズモード・ジャパン
  • 更新日:2021/01/12
No image

Photo: Caitlin McGarry(Gizmodo US)

今後のさらなる調査結果が待たれます…。

心臓ペースメーカーなどの医療機器と電磁干渉問題。一部の電子製品の発する電磁波が、こうした医療機器の作動に影響をおよぼしかねないことは、以前から指摘されてきました。でも、もしその危険性が、新製品の発売に伴って高まってきているとしたら、これは大変な状況ですよね?

No image

Photo: Heart Rhythm Society

このほどHeart Rhythm Societyは、Henry Ford Heart & Vascular Instituteの研究者たちが実施した、iPhone 12を用いた調査結果を発表。植え込み型除細動器(ICD)に対して、MagSafeに対応するため、以前より多くの磁石を搭載するようになったiPhone 12が与える影響を調べるテストが進められました。

Medtronic製の心臓ペースメーカーを使用している患者に協力を求め、さまざまな距離でiPhone 12を近づけては、ICDの動作に支障がないかをチェックしています。すると、左胸ポケットにiPhone 12を入れたときなど、心臓に近づくと、毎回誤作動が生じたことが明らかにされていますよ! ただ一瞬だけの誤作動ではなく、近づけている間ずっとICDの動作に影響がおよんだことも確認されたんだとか。

iPhoneは磁石のほかにも、電磁場を生じる部品や無線送信機を内蔵しています。こうした磁石や電磁場が、ペースメーカーや除細動器などの医療機器に干渉するおそれがあります。iPhone 12の全モデルは、それ以前のiPhoneモデルよりも磁石の内蔵量が増えましたが、以前のiPhoneモデルと比べて医療機器への磁気干渉リスクが高まることは予測されていません。

ちなみに、当のApple(アップル)も、iPhone 12の発売後、このような説明を出していました。しかしながら、このときの発表では、以前のモデルより電磁干渉の問題が引き起こされやすいという懸念は少ないというスタンスです。

今回、Heart Rhythm Societyが、こうしたスタンスを覆す調査結果を発表したものの、Mediacal Xpressによるとフィットネストラッカーなどのほうが、よっぽどICDに与える影響は大きいとも。iPhone 12のみが、ほかの最新の無線充電対応スマホより危険だと結論づけるのは、まだ早急にすぎるでしょう。とはいえ、ペースメーカーなどを使っているユーザーは、医師にどの程度心臓からiPhone 12を離したほうがいいかを相談したほうがいいかもしれません。

Source:Heart Rhythm Society

湯木進悟

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加