
自民党の福田達夫筆頭副幹事長が18日、福井市のフェニックス・プラザで講演し、現在のインフレを「過度に嫌がらずに実体経済で金のめぐりを良くすることが賃金の上昇にもつながる」と強調した。
自民党の福田達夫筆頭副幹事長が18日、福井市のフェニックス・プラザで講演し、現在のインフレを「過度に嫌がらずに実体経済で金のめぐりを良くすることが賃金の上昇にもつながる」と強調した。(3月18日)
国民政治協会福井県支部の招きで福井を訪れた福田氏は、バブル経済がはじけてから30年、過剰なことは抑えるという日本で「ココロのデフレがつくられ賃金も抑えられてきた」と指摘。このことは日本と海外の様々な価格差を招き、日本企業が労働者の賃金や物価が高い海外で勝負できない状況を生んでいるとも述べた。
その上で、現在の国のインフレ対策も「実体経済で金のめぐりを良くする。そのことが賃金の上昇などにつながる」と持論を展開した。
また、コロナ禍で社会の変化のスピードが速まる中、日本各地に新しい取り組みをする人が増えている。そうした人たちを応援してあげることが、地方経済を強くすると参加者に語りかけた。
祖父と父が首相経験者の福田氏は去年8月から党筆頭副幹事長を務めている。