フェアウェイに置ければチャンス 熱いハートを持つベテランは千葉の借りを千葉で返す!【大西翔太の大展望】

フェアウェイに置ければチャンス 熱いハートを持つベテランは千葉の借りを千葉で返す!【大西翔太の大展望】

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  • 更新日:2022/06/23
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袖ヶ浦で返せなかった借りは、同じ千葉で返す!|撮影:米山聡明

<アース・モンダミンカップ 事前情報◇22日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6639ヤード・パー72>

今週の国内女子ツアーは今季17試合目「アース・モンダミンカップ」が行われる。舞台となるのは千葉県袖ヶ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ。賞金総額3億円、優勝賞金は5400万円というビッグトーナメントに総勢144人が出場し、そのなかには9人の歴代優勝者も名を連ねる。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏が展望を語る。

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■ただのラフではない! その名も“ニラフ”?

「ラフがめちゃくちゃ長いです」。コースの印象について尋ねたとき、大西氏は開口一番、この言葉を発する。その厳しさは「ラフに入ってしまうとパーを取りにくい」と言うほど。いったい、どういうラフなのか?

「ニラみたいなラフ、“ニラフ”ですね(笑)。長すぎてラフが寝てしまっているくらいです」。根元も芝自体も強く、長い。だからこそ、いつも以上にティショットがカギとなってくる。「フェアウェイキープが重要です。(コースのフェアウェイは)広いわけではないので、少しでもフェースが開いたり閉じたりして当たってしまうと、すぐにラフに入ってしまいます」。

しかしその“関門”を突破できれば、チャンスになると大西氏は付け加える。「距離も長くありませんし、グリーンも硬くもなければ、速くもない。なので、グリーンに乗せられればチャンスになります」。ちなみに昨年大会を制した菊地絵理香の4日間のフェアウェイキープ率は43/56(76.7%)で全体1位。ラフからだとパーオンは難しいが、フェアウェイからはピンを狙いやすく、それがバーディチャンスにつながっていく。

■今季の“曲がらない”といえば… 昨年覇者もここから復調か

そのうえで注目選手を聞くと、まず挙げたのが今季2勝の山下美夢有。「本当に曲がりません」とショットの精度の高さに加えて、スイングについてもひとこと。「自信を持って打てているので、しっかりと振り抜けています。中途半端なスイングは、曲がってしまうので」。常にフィニッシュを取ることができているということは、迷わず振れているということ。メンタルの状態もよく、ひとたびいいショットが打てれば、そのまま流れに乗っていきそうだと分析する。

そして昨年覇者の菊地の名前も挙げた。菊地らしさのひとつとして、大西氏は「ティアップしているところからのショットがうまい」と話す。「フラットなところから打つとき、菊地選手の右に出る人はいません。ドライバーでのティショットはフェアウェイに運べて、パー3のスコアもいいです」。

今季のフェアウェイキープ率は70.0348%で全体29位、パー3平均スコアは3.0183で全体18位。「今季はまだ、菊地選手らしいプレーはできていないかもしれませんが、"ディフェンディング”ということが菊地選手の背中を後押しするのではないでしょうか」。昨年完全Vを達成した菊地の強さが、この大会でまた見られると予想する。

■千葉の借りは千葉で返す!

そして3人目。今大会の舞台となる千葉県“袖ヶ浦”市といえば、“袖ヶ浦”カンツリークラブ(千葉県千葉市)で行われた5月の「ブリヂストンレディスオープン」、そして先週の「ニチレイレディス」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。大西氏は、その2試合で上位に入った有村智恵に注目する。

「最近の優勝争いで、有村選手はスイッチが入っているようにも思えます」。袖ヶ浦コースで行われたブリヂストンレディスでは最終日最終組でプレーして7位、新袖コースで行われたニチレイレディスは6位タイでフィニッシュ。優勝まであと一歩というシーンが続いているが、「上位に入れば入るほどパワーを発揮する選手。ハートがアツいです」。千葉の借りは千葉で返す。今季3回目の優勝争い、そして4年ぶりの優勝を期待せずにはいられない。

■ビッグトーナメントに必要なのは…

「賞金も大きくて、ある意味“フェスティバル”のような大会。いつも以上に『予選を通過したい』と話す選手が多いですね」。賞金総額3億円というのは、スポーツ選手にとってやはり魅力的。だからこそ「平常心」が重要になると大西氏は語る。「4日間、リズムとテンポを崩さない人が上位に入ってくると思います」。そして頑張りたいと全員が意気込むなか、より強い信念や闘志を持つ選手が、そのトロフィーと賞金を手にすることができそうだ。

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。

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