
地震で倒壊した建物。エクアドル・マチャラで(2023年3月18日撮影)。
【AFP=時事】南米エクアドルとペルーで18日、強い地震があり、両国でこれまでに14人が死亡した。建物が被害を受け、負傷者も出ている。
エクアドルのマチャラやクエンカなどの都市では、建物が倒壊して自動車がつぶされ、がれきが散乱する市街の様子が確認された。住民らがパニックに陥る中、被災地入りした救助隊が活動に当たっている。
米地質調査所によると、18日午後0時12分(日本時間19日午前2時12分)ごろ、マグニチュード(M)6.8の地震があった。震源の深さは66キロ。当局によれば、震源はペルーとの国境に近いエクアドル・バラオだった。
エクアドル大統領府は、これまでにエルオロ県で11人、アスアイ県で2人の計13人の死亡が報告されたと発表した。
ペルーの公式発表では、国境近くの都市トゥンベスで4歳女児が死亡した。
ペルーでは北部や中部沿岸で揺れが確認されたが、被害は小さいと見られている。トゥンベスでは住宅12棟が被害を受けた。【翻訳編集】AFPBB News