
アメリカではワクチン接種が急ピッチで進められています。一方で、副反応の恐れから接種を拒む声も上がっています。
連日、1万5000人前後の感染者が出ているニューヨーク州。ただ、一部の住民は明るさを取り戻しています。
ワクチンを接種した夫婦:「すごく早くて簡単だったよ。とても効率的。痛くもない!」「ワクチンで状況が良くなるかも!皆で集まれる日がまた来るわ」
2人はこの直前、ワクチンを接種していました。
ニューヨーク州では医療従事者や65歳以上であれば、その日のうちに接種が可能になりました。ただ、全員がこうとは限りません。コロラド州の病院に勤める看護師のミシェルさんは当面、様子見だといいます。
看護師(コロラド州の病院に勤務)・ミシェルさん:「もし私が感染しても、健康なので、重症化するリスクは低いと確信しています。副反応の恐れがあるワクチンを打つより感染した方がましだと思う」
CDC(疾病対策センター)によりますと、先月、ファイザー製のワクチンを接種した21人に重篤なアナフィラキシーショックの症状が出ました。
母数は190万人なので、9万人に1人ですが…。
看護師(コロラド州の病院に勤務)・ミシェルさん:「接種による利益が、リスクを上回ることをしっかり確認したい」
ワクチンを巡り、ブラジルでは思わぬ事態が…。
サンパウロの研究所は12日、中国の企業が作ったワクチンの治験結果を発表しました。その有効性は当初、78%と報じられていましたが、実際は50.4%しかなかったといいます。
その中国。河北省の石家荘市では奇妙な光景が…。大量のバスが集結し、約2万人がホテルなどの隔離施設に移されたといいます。
ここでは今年に入り、533人の感染を確認。街全体が汚染されているため、住民を退避させて全体を消毒するといいます。
この徹底ぶり。日本の政治家はどう見るのでしょう。
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