◇大相撲春場所8日目(2023年3月19日 エディオンアリーナ大阪)

碧山を寄り切りで破る翠富士(手前)=撮影・後藤 正志
大相撲春場所は19日、エディオンアリーナ大阪で8日目の取り組みが行われ、幕内最小兵の翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)が碧山(36=春日野部屋)を寄り切りで下し、8連勝。自身初の中日勝ち越しを決めた。
1メートル71の翠富士は序盤、1メートル91の碧山から強烈な張り手を浴びながらも中に入り、最後は一気に寄り切った。自身初の8連勝ターン。会場から引き揚げる際には笑みがこぼれた。
小結・大栄翔は阿炎を押し出し、1敗を守った。高安は平戸海に寄り切りで敗れて2敗目。優勝争いから一歩後退した。ほかに2敗には金峰山、遠藤、琴ノ若、正代が並ぶ。
また、十両・朝乃山は欧勝馬をはたき込みで破って7勝目。勝ち越しと幕内復帰に王手をかけた。逸ノ城、豪ノ山、新十両の落合と首位に立っている。