いつも食べてるのはどっち?「本物のししゃも」と「偽物のししゃも」の違い・見分け方

いつも食べてるのはどっち?「本物のししゃも」と「偽物のししゃも」の違い・見分け方

  • ハルメク365
  • 更新日:2023/11/21
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ししゃもに偽物がある?カペリンとは?見分け方も!

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

娘と一緒に近くのスーパーに買い物に行ったときのこと。ラッキーなことに、タイムセールでししゃもが安売りしていました。

迷わず手を伸ばしたところで、「お母さん、スーパーのししゃもは偽物なんだよ」と、娘が一言。

えっ? カラフトししゃもって書いてあるけど……偽物ってどういうこと!? 気になったので調べてみました!

スーパーのししゃもは本物じゃない!?

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ししゃもはスーパーだけでなく、居酒屋でもよく見かける定番メニューですが、一般に流通しているししゃものほとんどが「カラフトししゃも(カペリン)」という、「ししゃもの代用魚」です。

本物のししゃもと、ししゃもの代用魚「カラフトししゃも(カペリン)」には、以下のような違いがあります。

【ししゃも】

分類……キュウリウオ科シシャモ属

獲れる場所……北海道の太平洋沿岸の一部

漁獲量……年間約1000~1500トン

【カラフトししゃも】

分類……キュウリウオ科カラフトシシャモ属

獲れる場所……北太平洋・北大西洋の広地域

漁獲量……年間約200万トン

どちらも同じキュウリウオ科ですが、ししゃもは「シシャモ属」、カラフトししゃもは「カラフトシシャモ属」に分類されます。

獲れる場所にも違いがあり、カラフトししゃもは北太平洋・北大西洋の広い地域で獲れますが、ししゃもは北海道の太平洋沿岸の一部のみ。

また、漁獲量にも大きな違いがあります。

ししゃもが年間約1000~1500トンほどの漁獲量であるのに対し、カラフトししゃもは年間約200万トン。本物のししゃもは、一時は絶滅の危機すらあったほどで、日本固有の貴重な魚です。

ちなみに、野菜のきゅうりに似たニオイがすることから「キュウリウオ(科)」と名付けられたそうです。

ししゃもとカラフトししゃも(カペリン)の見分け方

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本物のししゃもと、代用魚であるカラフトししゃもを見分ける際は、体の見た目の特徴と値段を参考にしてください。

【見た目】

ししゃも……体にふっくら丸みがあり、赤みを帯びている

カラフトししゃも……体が細身でシュッとしており、青みを帯びた銀色をしている

【値段】

ししゃも……10匹で3000円以上

カラフトししゃも……10匹で300円前後

ししゃもとカラフトししゃもは、見た目は似ているものの、値段が約10倍。その分味わいや食感が大きく異なります。

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