キャンプのお供にもおすすめしたい図鑑&自然をめぐる書2選

キャンプのお供にもおすすめしたい図鑑&自然をめぐる書2選

  • BE-PAL
  • 更新日:2022/11/25

キャンプ中の気持ちいい午後や家でのんびり過ごすときにめくりたい、おすすめの本をご紹介。スマホでは得られない、発見と感動の旅へ!

BOOK 01

五感を震わす日本の夏景色 少年クリオと自然に浸る

『黄色い竜』

村上康成著 徳間書店
¥1,870

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10歳の小学生クリオは両親と弟のナルオと4人、自然豊かな町で暮らしている。本書はクリオを主人公に友達のユウスケ、ミオ、ユリカらも加わり、近所の自然のなかでのびのびと遊ぶ様子が描かれた物語だ。

クリオはあるとき、おじいちゃんから子供のころに釣り逃がした大きなコイの話を聞く。コイの寿命は長く、環境によっては80年になることもあるという。その大ゴイは「ひょっとしたら、まだあそこで生きているかもしれない」と、クリオの冒険心を搔き立てる。

著者は絵本作家の村上康成氏で初めての書き下ろし小説となる。自然派の氏だけあって、登場する生き物は具体的だ(カエルは3種登場する)。また、実体験に基づく描写も細かい。ウシガエルの低い声、ふわっと出るガマの穂、ポンポンと弾むウキなど、随所で五感を震わせてくれる。

クリオたちは現代に生きる少年少女。失われた風景のなかにいるわけでもなく、昔日の面影を追う物語でもない。ホタルの川を見たユリカ(東京からの転校生)が意外と「ふつうの川」だと驚き、「ふつうに、魚がいて、ホタルが出るの」とミオが答える場面が印象的だ。身の回りの自然を今一度、見返してみたくなった。

BOOK 02

キノコを見分けたい! 断面写真まで豊富に掲載

『ポケット図鑑 新訂 日本のキノコ275』

柳沢まきよし著 文一総合出版
¥1,430

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キノコは秋と思いがちだが、夏からもたくさんニョキニョキ顔を出している。

本書は身近な食用と、間違えやすい毒キノコを275種厳選したポケット図鑑。一種につき、発生環境がわかるメイン写真と断面図やカサ裏などのサブ写真が数枚添えられている。豊富なサブ写真は、似ているキノコを見分けるための大きな手がかりとなり、初心者にはうれしい。図鑑を片手にキノコ探しに出かけよう。

※構成/須藤ナオミ(BOOK)

(BE-PAL 2022年9月号より)

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