
急逝した「青空」須藤理恵さん
漫才コンビ「青空」の須藤理恵さんが22日に死去していたと、所属の吉本興業が26日に発表した。45歳だった。死因は明らかにしていない。
須藤さんは、吉本の養成所・NSC大阪校の17期生。同期の岡友美とコンビを組み、1997年に青空を結成。当時はまだ少なかった女性コンビとして、大阪で人気を博した。
須藤さんは大の野球ファンとして知られ、漫才にも野球ネタを取り入れていた。漫才の実力には定評があり、若手のころは笑い飯や千鳥、麒麟らと劇場を中心にしのぎを削った。
賞レースでも活躍した。2004年の「第2回MBS新世代漫才アワード」では、いまや超売れっ子となった千鳥に〝タイマン勝負〟で勝ったこともある。
この時は決勝に10組が参加。1回戦はそれぞれのコンビが1対1で対戦し、勝ち上がった5組で決勝戦を行うという形式で争われたのだが、青空は1回戦で千鳥と対戦し、見事に勝利を収めた。
お笑い関係者は「この時、決勝に残ったのは青空、千鳥のほか、笑い飯、NON STYLE、麒麟、南海キャンディーズという、いま考えてもとんでもない顔ぶれ。優勝は笑い飯だったが、青空はそんなメンバーとしのぎを削ったコンビだった」と明かす。
いまではお笑い界を席巻しているメンバーと堂々と渡り合った須藤さん。亡くなるにはあまりにも早すぎる。
東スポWEB