
Image:amazon
実用的なアイディア製品が続々登場。
Amazon(アマゾン)のデザイナーや技師たちが、「新商品として作りたい」と考えたコンセプトを、お客さんたちの支援で実現に向ける新たなサービス「Build It」が始まります。支援数が目標に達すると試作品がつくられ、支援者はそこで初めてお金を払って入手できます。
システムとしてはクラウド・ファンディングと同じイメージになるようです。
低リスクのマーケティング
この方法だと、つくる前に市場調査ができるので、「せっかくつくったのに売れない!」というリスクが抑えられます。一定数が欲しがるということは、もっと大多数の人たちにも売れる可能性を秘めているってことですもんね。
そうしたコンセプト製品は、支援者数を30日間募集し、見事達成されれば特別価格で誰より早くゲットできるようになります。
すでに3つのお試し製品が完成
Smart Sticky Note Printer ✅
Smart Nutrition Scale ✅
Smart Cuckoo Clock ✅
Should these concepts become real products? lets customers decide https://t.co/LgNT2n2wYW
— Amazon News (@amazonnews)
February 17, 2021
from Twitter
音声アシスタントのAlexaと連携するスマート家電がすでに3種類つくられており、予約ができるようになっています。
ひとつ目は「スマート鳩時計」(といいつつ鳴くのはカッコウ)で、60個のLEDとタイマー及びアラーム用のスピーカーが内蔵されています。Alexaからは音声でタイマーやアラームの設定ができ、79.99ドル(約8,500円)で予約ができるようになっています。
次は「栄養スケール」。こちらは計量した食材の糖度を調べたり、カロリーや炭水化物の量をAlexaに尋ねると結果がEcho Showに表示される仕組みになっています。こちらは34.99ドル(約3,700円)と少し安くなっています。
そして最後は「スマート付箋プリンター」。Alexaに向かって話した言葉を感熱紙に印刷し、ペタっと貼って買い物リストやToDoリストとして使用します。こちらは特別価格でも89.99ドル(約9,500円)とのことです。
どれも実用的で、鳩時計は遊び心も感じられますね。今後はこれら以外にもどんどん気になるコンセプト製品が出てくるでしょう。特にAlexa内蔵機器をお持ちであれば、「欲しい!」と感じるデバイスが登場しそうですね。なかなかおもしろい試みだと思います。
Source:YouTube,Twitter, amazon (1,2) viaMashable
岡本玄介