楽天の早川隆久投手(25)が21日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3300万円増でサインした。

契約更改交渉を終えて取材に応じる楽天・早川
昨オフに受けた左肘の回復は順調で開幕に間に合ったものの、一時的な離脱もあって17試合で6勝7敗、防御率3・44という成績で3年目のシーズンを終えた。今月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」ではプロ入り後初めて日本代表に選出された。先発した予選リーグ最終戦・オーストラリア戦は5回を完全投球という圧巻の快投を披露し、侍ジャパンの優勝に貢献した。
1年目は9勝を挙げたが、2年目以降は5勝、6勝に終わっており、来季こそ2桁勝利という目標の達成に燃えている。「1年間、1軍で完走できれば。フィジカル面も精神面でも強くなりたい。カード頭の試合で投げさせてもらえる、信頼される投手になりたい。規定投球回と2桁勝利はクリアしないと信頼されない」。次世代のエース候補は強い覚悟を胸に4年目のシーズンに挑む。(金額は推定)