米NY市庁舎からジェファーソン大統領像を撤去 奴隷保有の歴史理由に

米NY市庁舎からジェファーソン大統領像を撤去 奴隷保有の歴史理由に

  • CNN.co.jp
  • 更新日:2021/11/25
No image

米ニューヨーク市議会議事堂から撤去されるジェファーソン大統領像/WABC

(CNN) 米ニューヨーク市に187年前に寄贈された第3代大統領トーマス・ジェファーソンの像が、市庁舎から撤去された。

ニューヨーク市によると、市庁舎の議会室にあったジェファーソン像は石膏(せっこう)の複製像で、高さは約2.1メートル。22日に数時間かけて台座から撤去され、ニューヨーク歴史協会に運ばれた。像は同協会に長期リースされる予定。

米国では各地で、南部連合の象徴だった人物や奴隷にかかわった人物の像を撤去する自治体が相次いでいる。

ニューヨーク市の公共デザイン委員会は先月、ジェファーソンが奴隷を保有していた過去を理由に、全会一致で像の移設を決議していた。

黒人・ラテン系・アジア系市議会議員団の共同議長を務めるエイドリエン・アダムズ市議は先月発表した声明の中で、「トーマス・ジェファーソンは600人以上の人間を保有した奴隷の持ち主だった」と指摘。「私のような外観の人たちは本質的に劣っていて、知性に欠け、自由や権利に値しないと根本から信じていた奴隷の持ち主に敬意を表する像のある場所に自分たちが座っていると知り、強い不快感を覚える」と述べていた。

議会室にあったジェファーソン像は、フランスの彫刻家ピエールジャン・ダビッド・ダンジェが1833年に制作した銅像の複製で、翌年の34年にニューヨーク市に寄贈され、1915年から議事堂に設置されていた。

アイネズ・バロン市議は先月、市議会が開かれる場にジェファーソン像があるのは不適切だと述べていた。

元になった銅像は今も首都ワシントンにある米連邦議会議事堂の円形大広間に展示されている。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加