五輪をサラウンドで! BS4K放送で使えるサウンドバー3種【ソニー、シャープ、デノン】

五輪をサラウンドで! BS4K放送で使えるサウンドバー3種【ソニー、シャープ、デノン】

  • Engadget
  • 更新日:2021/07/22
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自宅で観戦するオリンピック特集第4弾は、サウンドバーです。オリンピックでは例年サラウンド放送が実施されていますが、今回の東京オリンピックは、日本で4K・8Kの実用放送が始まって初めての放送となります。したがって4Kテレビ放送をサラウンドで聴くという体験を期待していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、実はBS4K放送のサラウンド再生はなかなかハードルが高いのが実情です。それといいますのも、BS4K放送で採用されているサラウンド音声コーデックは「MPEG4 AAC 5.1ch」なのですが、それが直で受けられるオーディオ機器というのが意外に少ないんですね。4K放送、期待されなさすぎです。

お手持ちのテレビやレコーダ側で、MPEG4 AAC 5.1chをLPCM 5.1chやDolby Digital Plusなどに変換して出力する機能があれば、従来のサウンドバーでも再生できます。ただ今回はいい機会ですので、MPEG4 AAC 5.1ch対応のサウンドバーを探してみました。

またオリンピックが終わっても長く使うことを考えると、今3Dオーディオとして人気上昇中のDolby Atmos非対応のサウンドバーを買うのはちょっともったいない気がします。そこでDolby Atmosの対応も必須ということで選んでみました。

■4K放送時代の定番、ソニー「HT-X8500」

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Amazon価格34974円、楽天市場価格36480円

ソニー サウンドバー HT-X8500(Amazon)

ソニー サウンドバー HT-X8500(Rakuten)

ソニーのサウンドバーは、フラッグシップとして「HT-ST5000」というモデルがありますが、今回はそれよりも実売で10万円ほど安い「HT-X8500」をご紹介します。

発売は2019年3月とやや古い印象ですが、ソニーとしてはMPEG4 AAC 5.1chに初対応したモデルで、サウンドバー業界では定番として未だによく売れ続けているモデルです。幅890mm、高さ64mm、奥行き96mmの薄型タイプで、幅としては40インチテレビとだいたい同じぐらいですので、それ以上のテレビと組み合わせるのが見た目のバランスもいいでしょう。

内部スピーカーはフルレンジ×2とサブウーファ×2と非常にシンプル。本体内にデュアルサブウーファを内蔵してますので、別途サブウーファの設置が不要です。これだけでサラウンドに対応できるのは、ソニーが長年開発を続けている「S-Force PROフロントサラウンド」という技術のおかげ。壁の反射音を使わないバーチャルサラウンドですので、部屋の形状や材質に左右されず、幅広く使用できます。

本機のポイントは、とにかくあらゆるフォーマットにこれでもかと対応してますので、「何が来てもだいたい食える」ところでしょう。HDMI eARC接続に限定しても、Dolby Digitalを筆頭にDolby Digital plus、Dolby TrueHD、Dolby Atmos。DTS系はDTS HD High Resolution Audio、DTS HD Master Audio、DTS ES、DTS 96/24、DTS:X。LPCMは最大7.1chまで。放送系はMPEG-2 AAC、MPEG-4 AACに対応します。

高さ方向も加えたサウンドフォーマットのDolby AtmosやDTS:Xについては、トップスピーカー不要で3次元立体音響を実現する「Vertical Surround Engine」が対応します。もともと2chのソースに関しても動作しますので、常時立体音響が楽しめます。

小音量時に減衰しがちな高音域と低音域を自動的に補完する「サウンドオプティマイザー」も搭載します。夜しか見る時間がないという方も安心です。

テレビの前にサウンドバーを置くと、テレビのリモコン受光部が隠れてしまうケースもありますが、本機はテレビのリモコン信号をパスするーする「IRリピーター機能」があります。つまりサウンドバーがテレビリモコンの赤外線を受信して、同じ信号を背面に向けて放射するので、テレビ側のリモコン操作も問題ないというわけですね。

店頭価格は35,000~43,000円といったところ。なお本機は「ソニーおうちエンタメ応援キャンペーン」対象商品ですので、ブラビアと一緒に買うとキャッシュバックが受けられます。キャンペーンサイトでシミュレーションをお試しください。

ソニー サウンドバー HT-X8500(Amazon)

ソニー サウンドバー HT-X8500(Rakuten)

■8K放送まで対応! シャープ「8A-C22CX1」

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楽天市場価格72340円

シャープ 8A-C22CX1(Rakuten)

4Kだけでなく8Kも積極的に製品をリリースしているシャープですが、サウンドバーも8K対応のものを昨年8月にリリースしています。「8A-C22CX1」は、業界初となる8K放送のMPEG-4 AAC 22.2ch音声入力に対応しています。とはいえスピーカーが24個あるわけではなく、フロントスピーカーとサブウーファの2点セットとなっています。8K放送だけでなく、BS4K放送をにも対応します。

こちらの立体音響再生技術「OPSODIS(オプソーディス)」は、鹿島建設(株) 技術研究所と、英国サウサンプトン大学音響振動研究所が共同開発したもので、フロントスピーカーとサブウーファのみを使って立体音響を実現します。3Dサラウンドは、横方向の広がりを重視したモード1、高さ方向の広がりを重視したモード2、Dolby サラウンドの切り替えができます。2chオーディオにも対応しますので、ステレオ放送を立体音響化して聴くこともできます。

フロントスピーカーは、幅1200mm、高さ69mm、奥行140mmと、かなり横が長いです。55インチテレビの横幅程度でしょうか。四角い棒状のボディが多い中、端に行くほど細くなっていくというデザインがユニークです。

内蔵スピーカーは、ウーファ×6、ミッドレンジ×2、ツイーター×2の3Way方式。10個のスピーカーを、6基の独立したデジタルアンプでドライブします。上向きのトップスピーカーは、多くのシステムがミッドレンジやツイーターを搭載する中、ウーファーを上向きに搭載するという珍しい構成です。

7種類のサウンドモードがプリセットされており、スポーツはアウトドアとインドアでモードが分かれるという、マニアックな仕様が光ります。もちろんDolby Atmos対応です。一方DTS系は対応してませんので、普段はディスク系メディア再生がメインという方はご注意ください。

また脚部には真鍮製のスパイクインシュレータを採用するという凝りよう。さらにUSBメモリ等からのハイレゾ音源も再生できるという、ハイエンドスピーカー並みの性能を誇ります。

付属のサブウーファは、幅261mm、奥行261mm、高さ337mmの縦長立方体。フロントスピーカーとはワイヤレス接続です。

店頭価格は、65000〜83000円といったところ。残念ながらAQUOS20周年キャンペーンには対象外となります。

シャープ 8A-C22CX1(Rakuten)

■HEOS対応のサウンドバー、デノン「HOME SOUND BAR 550」

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楽天市場価格83600円

デノン DENONHOMESB550(Rakuten)

サウンドバーの中でも特にユニークな立ち位置なのが、デノン「HOME SOUND BAR 550」です。今年4月に発売されたばかりの新モデルです。

MPEG-4 AAC対応なのはもちろんですが、デノン・マランツ製品で採用のネットワークオーディオ機能「HEOS」に対応しており、サウンドバーなのに、独立してAmazon Musicなどのストリーミングサービスから音楽を直受けして再生できてしまいます。さらにスマートスピーカー機能として、Amazon AlexaとSiriにも対応しています。

ボディサイズは幅650mm、高さ75mm、奥行き120mmの箱型。幅が短いので、多くのテレビに対応できます。なおサブウーファは付属しません。

内蔵スピーカーは、ツイータ×2、ミッド・バススピーカー×4、パッシブラジエータ×3という構成。独立6chアンプで駆動します。スピーカーはパッシブラジエータ1個を除いてすべて正面を向いており、上向きのトップスピーカーはありません。エンクロージャはハニカム構造となっており、見た目以上に剛性の高いボディです。

対応フォーマットは、Dolby Atmos、DTS:X 、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM。バーチャル3Dサラウンドで再生可能ですが、別売のワイヤレススピーカー「DENON HOME 150」もしくは「DENON HOME 250」を2台用意すれば、これらをリアスピーカーとして連結することもできます。バーチャルに飽きたらなくなったらリアルサラウンドにもスケールアップできるわけです。なおこの機能は後日ファームアップデートでの実装となっています。

またハイレゾ対応ですので、上記のHEOS機能を使ってAmazon Music HDからハイレゾ音源を再生できるほか、Wi-Fi経由で最大192kHz/24bitのFLAC/WAV/ALAC、5.6MHz DSDのファイルも再生できます。サウンドモードやバーチャルサラウンド機能などの処理は全部停止して、原音をそのままストレートに鳴らす「Pureモード」も備えます。

店頭価格は84,000~88,000円といったところ。オリンピック後はハイレゾ対応ガチスピーカーとしても使えるクオリティは、さすがオーディオメーカーといったところです。

デノン DENONHOMESB550(Rakuten)

Nobuyoshi Kodera

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