短期決戦の衆院選 県内選挙区の構図と争点

短期決戦の衆院選 県内選挙区の構図と争点

  • 北日本放送
  • 更新日:2021/10/14
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衆議院が解散し、今月19日公示、31日投開票へ向けて動き出す。県内3小選挙区の構図と争点を整理し記者解説する。

数家キャスター

県内3つの選挙区の構図について政治担当の岡田記者とお伝えします。岡田さん、いよいよ選挙戦ですね。

KNB岡田亮平記者

いまのところ富山1区は前職1人に、野党の元職1人と新人2人による4人の争いに、2区は新人どうしの一騎打ちに、3区は前職1人に野党の新人1人が挑む形です。自民党は前回2017年、3選挙区とも議席を守り、富山1区では野党の比例復活もありませんでした。

数家キャスター

その、前回の選挙との状況の違いはありますか。

岡田記者

野党は再編が進みました。県内の旧民進党勢力、社民党勢力の一部が合流して今年に入って立憲民主党県連が設立されました。1区にはおととしの参議院選挙で国民民主公認で立候補し落選した西尾政英さんを擁立します。

西尾政英さん

「本当に民意を反映した数字を10月31日の投票では実現したいと思っています。やっぱり自民党は変わらないんです。変えれないんですと、旧態然とした既得権がべっとりまとわりついてますから。是非今度の総選挙で変えよう。政権交代目指して頑張ります」

数家キャスター

これまでの国政選挙で、県内でも模索されていた「野党共闘」の動きはどうなっていますか?

岡田記者

まず、1区では「積極的な共闘」とはいかないのが現状です。党本部レベルでは立憲と共産党は政権協力で合意し、“野党共闘”で政権交代を目指すとしていますが、立憲の最大の支持母体、連合は、労働運動をめぐる歴史的な経緯などから共闘に消極的な姿勢をこれまでも示しています。これまでの国政選挙において県内での野党共闘の橋渡し役となっていた「オールとやま県民連合」は13日、会見を開き、「野党共闘を求めてきたが実現には至らなかった」と説明しました。共産公認で1区からの立候補を予定している青山了介さんは、調整が実らなかった無念さをにじませつつ、選挙戦への思いを述べました。

青山了介さん

「こういう結果になったのは正直、残念な思いもないわけではないが、多くの皆さんがこれまで続いてきた自民党・公明党型の政権を変えてほしいと願っている。ようやく本番ということで、最後のラストスパートに向けて全力あげて頑張りたい」

数家キャスター

一方、2区と3区の構図はどうですか?

岡田記者

2区は8期務めた宮腰光寛さんの後継として、5月に立候補を表明した自民党の元県議会議員の上田英俊さん、そしてことし8月、立憲が擁立を決めた越川康晴さん、新人同士の一騎打ちとなる見込みです。

上田英俊さん

「ようやくスタートラインに立ったなという感じです。我々の世代というのは明日のことも未来のことも考えなければいけない世代だと思っています。選挙区内の市町村だけでなく、日本のために、明日のために、未来のために頑張りたいと思います」

越川康晴さん

「何としても、国民の声を聞く政治を新たに決意した次第です。上から目線のそういう力に対して、自分のしっかりした信念で立ち向かっていきたい」

岡田記者

また、3区は立憲が候補者を立てず、自民の現職と共産の新人・坂本洋史さんの一騎打ちとなる見込みです。旧社民党勢力の一部が共産と”勝手連”的に共闘する動きがあり、3区では限定的ながら野党共闘が実現しそうです。

坂本洋史さん

「今の政治の流れを変えられるという展望がこの3区で見える戦いを是非して、野党と市民の共闘を全面的に明らかにして、最後まで共闘の体制を強化しながらゴールを迎えたいなと思っています」

数家キャスター

一方の自民党も、盤石とは言えない状況です。県内の選挙では、自民党が推薦した候補の苦戦が続いていますよね。

岡田記者

去年10月の知事選、そしてことし7月の高岡市長選では自民党県連の推薦候補が敗れました。また、4月の富山市長選挙では推薦した藤井裕久さんが当選したものの、市長選に立候補し、今回衆議院選挙にも立候補する維新の吉田豊史さんは、5万票を超える得票で一定の支持を得ていました。

吉田豊史さん

「待ちに待った日がやっと来たというその思いです。『とにかく小選挙区できちっと勝つ』という思い。現職の方には4回目の挑戦になりますけども、一回一回、私そして仲間が力をつけて来てくれていて十分戦える状況になったと思います。元気にやります」

数家キャスター

こうした動きのなかで衆院選の争点はどうみますか?

岡田記者

衆議院選挙は政権選択の選挙です。今回は任期満了近くで行われることから、4年ぶりに有権者が現在の政権の枠組みに評価をくだす重要な機会です。コロナ禍後の経済再生や景気対策、多様性を認め合う社会づくり、憲法改正など、様々な争点があります。また、安倍内閣や菅内閣で野党が追及した、森友学園や加計学園に関わる公文書管理をめぐる問題、「桜を見る会」など政治とカネに関わる問題についても、私たち有権者が判断できる機会です。この国の向かう方向がどうあるべきかを各政党や候補予定者には政策としてきっちり示してほしいと思います。

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