コントレイル 激闘制し3冠達成「危ねぇーっ」適性外も首差しのいだクラシック最終章

コントレイル 激闘制し3冠達成「危ねぇーっ」適性外も首差しのいだクラシック最終章

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2021/11/25
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コントレイルで菊花賞を制し笑顔を見せる矢作師=20年10月25日

「菊花賞・G1」(2020年10月25日、京都)

令和の3冠馬コントレイルが、ジャパンC・G1(28日、東京)でラストランを迎える。無敗で3冠を制した名馬の軌跡を全5回にわたって振り返る。今回は3回目。

◇  ◇

過酷な淀の芝3000メートル。「この先、使うことのない距離」。戦前、福永はこう話していたが、3冠を狙う上で避けては通れない。適性外は承知の上で、腹をくくって挑んだ一戦だった。

道中は力みながらだったが、主戦は折り合いに腐心。迎えた直線はアリストテレスとのたたき合いが続く。抜かせない。負けられない。最後は何とか首差しのぎ切り、父ディープインパクト以来となる史上3頭目の無敗3冠を成し遂げた。「危ねぇーっ」。引き揚げてきた第一声からも、相当に肝を冷やしたことが分かる。

これほどの苦戦はキャリア初。矢作師は「その中で勝ち切った、抜かせなかったことで強い馬だと再認識した。今まで一生懸命に走ったことのない馬が、恐らく初めて一生懸命に走った」と激闘を回顧。鞍上も「2周、力んだまま3000メートルを勝った馬を僕は知らない。コントレイルの底力に勝たせてもらった」と相棒をたたえた。

種牡馬入りが目前となった今、福永は「3冠は大変。3000メートルの馬と違っても勝たないといけないから」と改めて力走をねぎらい、「これ以上のディープの後継はない。種牡馬としての成功を疑わない」と熱っぽく語った。打ち立てられたまばゆいばかりの金字塔。前年7月に急逝した父の最高傑作が、さらにその価値を高めたクラシック最終章だった。

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