
一回、東北・金子和志が山梨学院のエラーで出塁。ペッパーミルポーズで喜ぶベンチの選手ら=西宮市・甲子園球場(撮影・林俊志)
日本高野連は18日、東北(宮城)-山梨学院戦での東北の選手によるパフォーマンスを一塁塁審が注意したことを受け、「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」とのコメントを発表した。
東北の一回の攻撃で金子和志内野手(3年)が敵失で出塁した際、自軍ベンチに向かってWBC日本代表で流行している「ペッパーミル」パフォーマンスを行ったことを受け、佐藤洋(ひろし)監督(60)が一塁塁審から注意を受けた。
試合後、同監督は「これだけ(WBCで)日本中が盛り上がっているのに…。なんでこんなことで、子供たちが楽しんでいる野球を大人が止めるのか。もう少し自由に野球を楽しむということを考えてもらいたい。高校野球のスタイルをちょっと変えた方がいいんじゃないのかな、と思いましたね」と問題提起し、佐藤響主将(3年)も「決して相手を侮辱するものではない。注意を受けて、少し嫌な雰囲気になった」と話していた。