糸満市米須にある沖縄戦跡国定公園内での鉱山の採掘に向け、業者が道路を整備する工事を始めました。
政府が辺野古を埋め立てる土砂を沖縄戦の激戦地だった本島南部からも調達する計画を示していることから、戦没者の遺骨が混入する恐れがあると県の内外で反発が広がっています。
こうした中、県は糸満市米須の沖縄戦跡国定公園にある鉱山の開発を許可していて、業者が採掘した琉球石灰岩を運び出すための道路の整備に着手しました。
遺骨が見つかった場合は県との合意に基づき採掘を中断するとしていますが、業者は「搬出する琉球石灰岩に遺骨が混ざることはない」と説明しています。