台湾、香港、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、こんなに違う〝子どものハレの日〟の服装、ギフト、購入品

台湾、香港、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、こんなに違う〝子どものハレの日〟の服装、ギフト、購入品

  • @DIME
  • 更新日:2020/11/20
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台湾・香港・タイ・マレーシア・ベトナム・インドネシアのライフスタイルシリーズ【学校編】

今回取り上げるのは、各国の保育園や幼稚園、学校の入園式や入学式。日本では、入園や入学、卒業などが、子供のライフステージにおける“ハレの日”として重視されている。

学校でのイベントに出席するだけではなく、祖父母や親せき一同で食事会をしたり、様々なお祝いの贈答品がプレゼントされたり、また、フォトスタジオなどで家族写真を撮影することもある。

今回Fun Japan Communicationsは、台湾・香港・タイ・マレーシア・ベトナム・インドネシアのアジア6カ国における、保育園や幼稚園、学校にまつわる様々なイベントについて掘り下げた。

対象国6カ国の入園式・入学式のお祝いの仕方や、服装、ギフト、購入品などについて見てみよう。

台湾の入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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台湾と日本との一番の大きな違いは、新学期が9月スタートの2学期制を導入していること。2学期制では、1学期は9月から2月までで、旧暦新年に合わせて冬休みに入る。2学期は旧暦新年の後から6月までで、7月と8月は夏休み期間だ。このため、入園式や入学式も例年9月に開催される。

台湾では、入園式や入学式のお祝いの仕方にあまり決まりがないようで、儀式自体は新入生を迎えて各学校のやり方で行われるようです。服装も、儀式を意識したよそ行きのおしゃれ着ではなく平服を着ることが多く、中学校や高校の入学式までは、本人は通常の通学着や学校の制服を着用、両親はカジュアルな服装で入学式に参加する。

また、日本ほど、このような儀式が重要視されないため、祖父母や親族が儀式に参加することも稀で、両親が仕事で参加できない場合、代わりに祖父母が参加することがある程度だ。

この時期に、学校で実際に使用する学校用品を購入することが多いです。保育園(幼稚園)や小中学校では、制服やカバン、教科書、文房具、ノートなどの学校用具類です。大学の入学祝いであ、パソコン、教材、筆記用具や各学科が指定した用具を購入することが多いそう。また、大学に入ると同時に大学寮での生活や、ひとり暮らしを始める人も多いため、日用品や生活雑貨、家電なども人気だ。

良い大学に合格した場合は、両親や親戚、もしくは高校からギフトをプレゼントされることがある。ただ、ギフトを行う決まりや商品に特に決まりはないようだ。

香港の入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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香港も、台湾と同様9月入学の2学期制を導入している。幼稚園などの入園式は、9月1日に開催されることが多く、保育園(3歳以下の場合)は2歳満で随時入学できる学校もある。

また、香港でも台湾と同様、入園式・入学式だからといって特別な服装などはなく、高校生までは学校指定の制服を着用するか、大学生もスマートカジュアルが一般的だ。

また、入学の儀式はあまり重視されず、幼稚園の入園式は、「初めての学校だから」という意味で子どもに連れ添う程度。小学校から上の学年も、入学手続きなどのために両親のどちらか1人のみが出席する程度で、儀式自体が学生と先生のみで行われることもあるため、両親や親せきが参列しないケースも多い。

この時期に多い購入品としては、幼稚園入園時には制服やバッグ、タオルなど。義務教育期間や高校への入学では、学校用の教科書、ノート、文房具、制服などを購入する。また、ギフトに特に決まりはないが、大学入学の時には、親族から、「利是」(お年玉のようにお祝い袋にお金にいれたもの)が贈られる場合があるようだ。この「利是」は、親族が自由に金額を決めるため、金額の決まりや上限はない。

タイの入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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タイの学校は、伝統的に 5 月始まり、3 月終わりという学年暦を採用している。2学期制の前期は、5月中旬から10月初旬、後期は11月1日から翌年の3月末までで、小学校から高校までは概ねこのようなスケジュールだ。大学は少し就学時期が異なり、8 月始まりの5月終わりが主流となっている。

入園式や入学式は5月中旬に開催されることが多く、幼稚園入園の際には、園長の挨拶、先生の紹介、式後に各クラスで入園に関する説明が行われる、など日本と似たような行程で儀式が行われる。中学校や高校の入学式は、一般的に新学期が始まる5月中旬の時期、もしくは11月の初旬の時期に開催されることが多い。

大学は各大学によって開催時期が異なり、6月~8月の期間に開催される。タイも、台湾や香港同様、儀式に親が参列する必要がないため、参加しないことが多いようだ。お祝いのギフトは、小学校や中学校、高校の入学時には使用する制服やランドセル類、大学生には新生活に必要な家電や雑貨をプレゼントすることが多い。

タイでは、学年の始まりに弟子入り式พิธีไหว้ครู(師匠の礼拝式=弟子入り式)を行う。これは、「すべての学問は先人(先生)から学んだ事だ。今の師匠だけでなく、今までの先人師匠にも礼拝するべき」とする先生に感謝する儀式で、伝統的な楽器や踊りなどが披露される、特別な儀式が行われる。

マレーシアの入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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多民族国家のマレーシアでは、義務教育である小学校などは、マレー語を必修とする学校のほか、中国語やインド語の学校もある。学校は2学期制を導入しており、1月~6月初旬までが1学期で、2学期は6月末~11月下旬だ。

入学式の開催時期に関しては、幼稚園や保育園、高校までは1月に開催されることが多く、大学の入学式は9月~10月の時期が多い。儀式に関しては決まりがなく、幼稚園・保育園や各学校それぞれの方式で行われることが多いようだ。

小学校の入学式以降は、親が出席しないケースも多く、ギフトなどを贈る習慣もない。購入品も基本的には学校の制服やカバン、教科書、文房具、ノートなどのみ。

ベトナムの入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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ベトナムでは、入園や入学の儀式は毎年9月5日に行われる。それは、1945年にホーチミン大統領が独立宣言書を読んで、ベトナム民主共和国の建国を宣布した月だからだ。それ以来ベトナムではこの日に入学式が行われるようになり、入学式の当日はとても大切な日と認識されている。1年は9月から始まり、翌年の6月中旬頃に終了します。年度によって異なるが、1月下旬あら2月中旬の旧正月(テト)の休日を境として、2学期制を採用。7月と8月は夏休みはとなる。

幼稚園や保育園の入園式では、日本と同様、校長先生の挨拶や先生の紹介、在園児の出し物・記念撮影などが行われ、式後にクラスごとに教室へ集まり入園にあたっての説明などをされる。服装に特に決まりはないが、学校によっては、幼稚園に通っている子どもにかわいい衣装を着させ、練習させた踊りや歌のパフォーマンスを披露させる。また、先生たちが一緒に踊るケースもある。こうした入園式には両親も参加し、自分の子どものクラスを知るために、一緒に教室まで行くこともある。

小学校から高校までの入学式は、強制参加の行事ではなく、すべての学年の生徒が参加することができる。式の中では、校長の挨拶の後に、全校生徒で国歌を歌うことが一般的だ。ベトナムでは、学校から国家や共産党関連の基本知識を教えられるため、小学生1年生以上の子供たちがみんな国家を歌うことができる。

入学式の服装に関しては、学校によって多少異なるが、男女とも白か水色のワイシャツ、男子はズボン、女子はスカート(ズボンを選べる学校もあり)の制服姿が一般的。ベトナムの学校は、身だしなみのチェックが非常に厳しく、制服を着用する場合は、袖の左側に学校専用の布製ロゴを貼り付け、三角形の赤いスカーフを首に巻かなければならない。

また、高校に入ると、一般の学校では、女子が真っ白の民族衣装「アオザイ」を着ることが決まっている。大学の入学式の服装に、特に決まりはないが、ベトナムでは子どもを大学に進学させることが非常に誇らしい事とされるため、両親はおしゃれ着を着て儀式に参加することが多く、父親はスーツ、母親はおしゃれなワンピースを着ることが多い。また、学校の入口付近や校内で子どもと一緒に記念撮影をするのも一般的。

インドネシアの入園式・入学式の服装やギフト・購入品は?

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インドネシアの入園・入学シーズンは、幼稚園から高校入学までは7月。大学の入学式は8月に開催されることが多い。7月~12月と1月~6月で構成される2学期制を取っている。

インドネシアでは、幼稚園や保育園の入園式の事をPenerimaan siswa baru PAUD, TK & Playgroupといい、7月中旬に行われるこの式には親も一緒に参加する。幼稚園の入り口に「入園式」の大きな看板が出て、その前で親が子供の写真を撮るなど、日本の入学式でもおなじみとなっている光景を見ることができる。入園式では、先生が歓迎スピーチを行い、先生と生徒が踊ったり歌ったりなど出し物も行われる。式当日の子どもの服装は制服の場合が多いが、参列する親族はフォーマルな衣装(バティック)を着用することが多く、ズボンとバティックシャツが一般的。母親の多くはヒジャブを被り、Tシャツやジーンズなどのカジュアルな服装は敬遠される。

小学校から高校までの入学式に関しては、服装は公立の学校であれば学校制服が一般的。私立の学校の場合は学校によって服装が異なる。大学の入学式も高校時代の制服で参加することが一般的なので、儀式用に服を用意することはない。親が子どもたちを学校に連れて行った後、職場に出社するため、入学式には親は参列しないのが一般的。式は、 学校のグラウンドで生徒と教師のみで行われることが多く、国旗を掲げ校長のスピーチなどを行った後、子どもたちはそれぞれの教室にわかれる。

入園や入学シーズンには様々なものを購入する。例えば、稚園入園の時には絵具や靴、靴下、カバン、お弁当箱、水筒、予備の服と靴下、鉛筆箱、薬やおもちゃなど。小学校から高校までは、学校の制服や文房具、靴、靴下などを購入し、ランチやおやつを購入するためのお小遣いを、子供たちにあげるようになる。

Fun Japan Communications
調査期間:2020年6月~2020年7月
調査対象者:10人、男女 等
調査方法:インタビュー定性調査

構成/ino.

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