レスリング問題“完全擁護”の谷岡郁子学長、柔道・相撲の問題を猛批判していた議員時代

レスリング問題“完全擁護”の谷岡郁子学長、柔道・相撲の問題を猛批判していた議員時代

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2018/04/18
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女子レスリングのパワハラ問題で「私の怒りは沸点に達した」と記者会見で問題を否定していた、至学館大学の谷岡郁子学長の言動に、再び注目が集まっている。フジテレビの情報番組の取材者にケガを負わされたとして、愛知県警に被害届を出したからだ。

問題を追及するメディアに対して敵意むき出しの彼女だが、実は国会議員時代は、その真逆の姿勢だったことで知られる。

2013年、柔道で指導者による女子選手への体罰問題が起きたとき、谷岡学長は当時、戒告処分を受けた全日本柔道連盟の園田隆二監督について、Twitterで「明らかに甘いと考えます。選手たちが実名入り文書で告発するということは、よほどのことです。選手生命が断たれることを覚悟しなければできることではありません」「弱い立場で声を上げられない人々の現状は、福一の作業員も女子柔道のアスリートたちも同じなのですね」と発信し、メディアの追及についても「メディアが取り上げるから問題が明るみに出る一方、メディアのバッシングによって、元々の加害者が被害者意識をもってしまい、それが根本的な解決を避ける言い訳になりがちだということです」とまで言っていたのである。

そんな谷岡氏が、当事者となったレスリングの問題では声を上げた弱い立場の側を批判しているわけだ。

谷岡学長は4月8日、名古屋市内の自宅マンションを訪れた番組ディレクターに腕をつかまれ軽いケガをしたと主張し、診断書とともに愛知県警に被害届を出したと伝えられるが、当該番組『とくダネ!』は同12日、番組内で取材時の映像を公開し、取材者が学長の体に接触すらしていないと反論した。

もし実際にはなかった被害を装ったとすれば、教育者の立場を問われることになりかねない話だ。

パワハラ問題についても、調査結果を待たずして全面否定していたことが、世間やメディアから猛バッシングを浴びた谷岡学長は、「わけのわからない風評被害」とまで言って被害者意識を強く示したが、第三者機関の調査ではパワハラが認定され、この問題の当事者、栄和人氏は強化本部長を辞任してしまった。

栄監督については、谷岡学長は過去、Twitterで「指導者としての最高峰」とべた褒め。「選手の緊張を解くために手品を覚えたり、選手寮の大工仕事までやって面倒をみたり、すごい努力をしています」としていた。それは事実かもしれないが、だからといって今回の問題を否定する理由にはならない。

谷岡学長は07年の参院選で民主党の“小沢ガールズ”として立候補して初当選した元国会議員。12年に離党し「原発ゼロ」を掲げて「みどりの風」を結成して代表となったが、13年の選挙では比例区から立候補するが落選し、政界引退を表明していた。

「その議員時代の姿勢も、今とは真逆」と政治記者。

「民主党時代、党内でパワハラ・セクハラ問題が起きたとき、みんな公平に処分しろと言っていたのが他でもない谷岡さん。政調会長代行だった仙谷由人が女性記者にセクハラしたと報じられ、仙谷さんは週刊誌を名誉棄損で訴えたんですが結果は敗訴。逆に裁判長から『事実だ』と判断されたんです。これに噛みついたのが当時の谷岡さんで、『公党の恥さらし』とまで言って、処分を求めました。当時の民主党は造反議員が続出中で、離脱者を処分をする方針だったのですが、『一般議員を懲罰振りかざして脅すようなパワハラの前に幹部の裁判所が認定したセクハラを厳しく処分するべき』、『公平で一貫性ある処分にしないと党はまとまりません』と言っていたんです」(同)

今回のレスリング問題に対する谷岡学長の対応は、セクハラ議員の処分までの動きが鈍かった民主党執行部の方に重なるものだろう。彼女は10年には、大相撲についても「相撲協会は『伝統』の名を盾に、体質の改善を怠ってきたのも事実」と組織の在り方を批判していたが、いま過去の自分の発言を見返して何か思うところはあるだろうか。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

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