「わが子」見守り笑み 早稲田佐賀・米村統括寮長 生活、野球両面で支え

「わが子」見守り笑み 早稲田佐賀・米村統括寮長 生活、野球両面で支え

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/11

第99回全国高校野球選手権大会で10日、創立8年目の早稲田佐賀が甲子園で初試合を戦った。同じ九州の聖心ウルスラ学園(宮崎)に敗れたが、白地にえんじ色の「WASEDA」のユニホームは終盤の反撃で躍動した。「また来年だ」。涙を流す選手にスタンドから温かい声援が飛んだ。

試合は聖心ウルスラ学園が四回までに5点をリードし、早稲田佐賀が追う展開。七回に4連打で2点を返すと、スタンドの盛り上がりは最高潮に。在校生らは肩を組んで応援歌「紺碧(こんぺき)の空」を高らかに歌った。五回以降は8安打。鋭いスイングを見せた。

その打線を陰で支えたのは、選手の大半が暮らす寮の統括寮長、米村正幸さん(63)。夏の甲子園に21年ぶりに出場した東筑(福岡)のOBで、高校時代は3番打者。大学、社会人でも野球を続け、6年前から早稲田佐賀の寮で働く。

寮生の野球部員は、授業を終えて2時間ほど練習した後、午後8時までに寮に帰って3時間の勉強をこなす。進学校のため練習時間は短い。米村さんはチーム練習外で選手を助けた。

4番の占部晃太朗主将(3年)は助言を受けて成長した一人。結果が出ずにスタメン落ちしたこの春、米村さんから朝練習に誘われた。午前7時から、2人で打撃の基本のティーバッティングを約1時間半。2週間ほど続けると強い当たりが戻り、先発に復帰した。

指導を受けた選手は「米村さんがいたから県予選を勝ち抜くことができた」と口をそろえる。古賀一則監督も「生活面、野球面で面倒をみてもらい、ありがたい」と信頼を寄せる。

「わが子同然」の選手の晴れ舞台をスタンドで見守った米村さん。「よく頑張った。お疲れさま、と寮で迎えてあげたい」と笑みを浮かべた。

=2017/08/11付 西日本新聞朝刊=

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

プロ野球カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
オリックス・西が左手首骨折 打球直撃で4週間の固定が必要の診断
劇的な中軸3連発=3点差ひっくり返す-プロ野球・DeNA
骨折のオリックス・西、中継ぎ陣の負担考え続投...ブログで心境吐露
[全中]3位表彰式に日章学園と多摩大目黒が出席(8枚)
21日の公示 中日が岩瀬を抹消、ハムは岡、ホークスは武田、楽天は辛島を抹消
  • このエントリーをはてなブックマークに追加