名古屋、日本人初のプロ「ホペイロ」松浦氏が退団

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2016/11/30

来季J2に降格する名古屋のホペイロ(用具担当)を03年から務めてきた松浦紀典氏(45)が契約満了により退団することになった。30日、同氏がブログに「ご報告」とし、契約満了によりチームを離れることになったと書いた。

同氏とともに選手を支え、今季はポルトガル語の通訳だった■松(あべまつ)正人氏も契約満了により退団する。浦和から11年に加入した■松氏も自身のツイッターで「2011年から6年間名古屋グランパスでお世話になりました。この間最高で最強の仲間に巡り会えた!! いろいろあるが感謝しかないです。ありがとうございました」と書いた。

松浦氏はJリーグで、日本人初のプロのホペイロとして知られる人物。「ホペイロ」とはポルトガル語でスパイク、ユニホームなどすべての用具を管理、準備する専門職のこと。

スパイクのケアだけに限らず、その仕事ぶりは徹底しており、多くの選手から絶大な信頼を寄せられてきた。スパイクを磨くだけではなく、工具や機械を駆使し、加工も行う。その知識と技術は特別で、その道のプロとして裏方にもかかわらずミズノ社とブランドアンバサダー契約も結んでいる。

ACミランの日本代表FW本田圭佑(30)も、名古屋在籍時から特別な関係にある。通常、選手が履くスパイク足裏の突起(ポイント)は固定式か取り換え式のどちらかだが、本田は足裏の1本1本の突起にこだわり、固定式と取り換え式を合わせたミックスソールも使用し続けている。これも、松浦氏の発案と手腕による。

歴史を重ねてきたJリーグだが、ホペイロの地位はまだまだといえる。J1でもマネジャーなどスタッフが用具係を兼務しているチームが多い。松浦氏はずっと「日本のサッカーが文化として根付いて、ホペイロもどのクラブもいて当たり前になって欲しい。南米では子どものチームにもいますから」と話していた。この思いで、徹底した仕事を続けてきた。

名古屋では99年から在籍し来季も残留する見込みのGK楢崎正剛(40)に近い在籍期間を誇り、ある意味チームの象徴的存在でもあった。J2降格のタイミングでまた1人、功労者が名古屋を去ることになった。

ブログには「愛する我がチームの名古屋グランパスで仕事ができなくなるのが非常に残念で悔いが残ります。(中略)いつの日か大好きなグランパスに戻れる様に、これからもがんばります!」などとつづられている。

※■は木ヘンに青の月が円

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