広島、まさか逆転負けでVお預け...18日阪神戦・甲子園で胴上げ急浮上

広島、まさか逆転負けでVお預け...18日阪神戦・甲子園で胴上げ急浮上

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2017/09/17

(セ・リーグ、広島4-5ヤクルト、24回戦、広島16勝7敗1分、16日、マツダ)あるぞ甲子園決戦!! 優勝へのマジックを「1」としている広島が本拠地でヤクルトにまさかの逆転負け。パ・リーグはソフトバンクが優勝を決めたが、1958年の巨人と西鉄(現西武)以来となる59年ぶりのセパ同日優勝はならなかった。悪天候の予想に反して試合は開催できたが、地元胴上げは17日以降に持ち越し。17日は台風18号の接近で天候不良が予想されており、18日、甲子園での2位阪神戦に優勝がかかる可能性が高まった。

ヤクルトに逆転負けを喫した瞬間、真っ赤なスタジアムが涙雨に濡れた。今シーズン最多となる3万2336人の鯉党が見守る前で起こった“マツダの悲劇”。26年ぶりの地元Vが持ち越しとなり、緒方監督はショックを隠しきれなかった。

「勝って決めたかったね。ファンは初回からすごく応援をしてくれていた。勝ちきれなくて残念だし、悔しい…」

朝から雨が降り続いていたが、奇跡的に上がり、30分遅れの午後2時30分に試合がスタート。三回に丸が先制の2点打。四回には新井のソロに会沢の適時打も出た。四回を終わって、4-1とリードしていたが、まさかの落とし穴が待っていた。

先発・薮田が五回に中村にソロを浴びた。2点差の七回二死二、三塁で代打・大松に同点の2点打。試合が振り出しに戻ると、4-4の八回に登板した今村は一死から単打と2連続四球で満塁のピンチを招き、奥村に勝ち越しの中犠飛を許した。

広島出身で気合十分だった薮田は「独特の雰囲気だった。ただ、これが野球なので…」と言葉を絞り出した。救援失敗で今季5敗目を喫した今村は「ちょっとストライクが入らなかった」と首をかしげた。

天気のイタズラで1、2位の直接対決に優勝が懸かる公算が大きくなった。台風18号が日本列島の南方から近づいており、17日の広島市内の降水確率は90%。マジック対象の2位阪神が甲子園で中日と対戦する兵庫県南部も降水確率90%で暴風雨の予報。ともに中止となれば、18日、敵地に乗り込んで阪神と直接対決(甲子園)。勝つか、引き分ければ優勝が決まる。

緒方監督は「天気はしようがない。台風が来るかわからないし、中止とは聞いていない。あしたに向けてしっかり準備をしたい」と必死に前を向いた。痛すぎる逆転負けだが、気持ちを切り替えるしかない。 (柏村翔)

★ビール6千本祝勝会は撤去

マツダスタジアムの一塁側コンコース下では、優勝祝勝会の準備が整っていたが、試合終了と同時に、いったん片付けられた。テーブルにはビール6000本、酒だるも用意されたが、関係者が慌ただしく球場内に運び出し、壁などに飾られた紅白のデコレーションもはがされた。17日は天候不良が予想されているが、広島の球団関係者は「まだ明日の中止が決まったわけではない。マツダで優勝が決まってほしい」と残念がっていた。

データBOX

◎…広島は17日にヤクルトに負け、阪神が中日に引き分けても、残り試合に広島全敗、阪神全勝で両チームが勝率、勝利数で並ぶが、直接対決の勝率で広島が阪神を上回ることを決めているため、優勝が決まる

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1点を追う九回二死一、三塁、エルドレッド(右)が空振り三振に倒れ、ゲームセット。今季最多の観衆が訪れたマツダスタジアムでの胴上げは持ち越し(撮影・山田俊介)

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