東北電、送電線工事で数値改竄 岩手県の鉄塔6基 健全性に問題なし

東北電、送電線工事で数値改竄 岩手県の鉄塔6基 健全性に問題なし

  • 産経ニュース
  • 更新日:2017/12/06

東北電力は6日、岩手県花巻市と北上市を結ぶ送電線「北上東線」の新設工事で、鉄塔基礎の寸法を改竄していたと発表した。設計値からの誤差が社内規定を超えた部分を、担当者が工事会社に書き換えるよう示唆などした。改竄部分は現地調査し「健全性に問題はない」としている。

東北電は同日、経済産業省に改竄を報告し、来年1月をめどに原因究明や再発防止策をまとめるよう指示を受けた。記者会見した坂本光弘副社長は「地域との信頼関係を揺るがしかねない事案で、非常に重く受け止めている」と陳謝した。

改竄したのは、今年10月に運用を始めた北上東線(約20キロ)の鉄塔75基のうち6基。鉄塔の部材を円滑に組み立てるため、東北電は基礎の四辺を設計値から誤差13ミリ以内に収めるなどと規定している。だが、改竄のうち5基は組み立て前の測定で誤差が約16〜60ミリと規定を上回り、担当者が工事会社に「この数値では次の工程に進めない」などと持ちかけたという。

残り1基については組み立て前は問題なかったが、別の担当者が完成後の社内検査で規定を上回る誤差を発見。報告を受けた課長が、岩手支店や本社への連絡を怠っていた。

課長は運用開始後の調査で計6基の改竄を見つけ、ようやく支店などに報告。東北電はもともと規定を上回る誤差には一部改修で対応するマニュアルを策定していた。しかし、担当者は基礎工事のやり直しが必要と考え、「工期に大きく影響する」と判断し改竄を示唆したという。6基の主要部材に破損はないが、脚を補助する部材10本にゆがみなどを確認したため、今月2日までに補修した。

東北電は発覚後、東日本大震災以降に岩手支店管内で新設した198基を調査し、問題はなかった。経産省は他の電力会社にも調査を求めるか検討する。

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