羽生結弦「王者らしくいないとダメ」史上最大12・53点差逆転へ

羽生結弦「王者らしくいないとダメ」史上最大12・53点差逆転へ

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  • 更新日:2019/03/23

◇フィギュアスケート世界選手権第2日(2019年3月21日 さいたまスーパーアリーナ)

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<世界フィギュア・男子SP>SPの演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)

男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇で3度目の世界選手権制覇を狙う羽生結弦(ANA)は、自身が保持する世界最高得点(110・53点)に遠く及ばない94・87点で3位発進。「頭が真っ白になった。ミスの原因はつかめている。ミスは仕方ない」と言葉をつないだ。

右足首を負傷した昨年11月のロシア杯以来、124日ぶりに立つ勝負のリンク。日本での競技会は17年4月21日の世界国別対抗戦以来、699日ぶりだ。演技直前の6分間練習でサルコーの軌道になかなか入れず、少しだけ抱えていた不安が本番に出た。

冒頭の4回転サルコーが2回転となり、痛恨の0点に。「もうちょっと信じきるべきだった。ちゃんとしたアップをしなくてもサルコーは跳べるし、SPはノーミスできる。自分を信じきれば良かった。自信を持って王者らしくいないとダメ」。充実感には程遠い無念の汗を光らせ、自分を責めた。

いつもは真っ先に「悔しい」と感情を露わにする羽生だが、この日は取材エリアでなかなか「悔しい」と口にしなかった。その意図を問われると「いや、もう、めちゃくちゃ悔しい」としながら「1面に“悔しい”って書かれるのもちょっとやだなと思って」と説明。その上で「あ~、“頭が真っ白になった”が1面に書かれるのか。書かないでくださ~い」とテレビカメラを前にして少し笑った。

その後はせきを切ったように「悔しい」と何度も繰り返した。SP首位のチェン(米国)とは12・53点の大差。世界選手権では、16年大会でSP首位だった羽生自身が、12・04点差をつけたフェルナンデス(スペイン)に逆転されたのが史上最大の逆転劇。羽生は17年大会で10・66点差を逆転して戴冠した経験もある。

フリーは23日。「この悔しさをうまく使いたい。自分の構成をしっかりやりきって、1つ1つきれいなジャンプを決めていきたい」。大会前の会見で自身を「暴れ回る炎」と表現した。悔しさが染みこんだ薪をくべられ、炎はさらに勢いを増す。「Origin」で舞う4分間。王者が歴史を塗り替え、黄金の輝きを手に入れる。

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