旅先で倒れた4児の母、目覚めると完全な記憶喪失に 「感情も言葉も分からない」(英)

旅先で倒れた4児の母、目覚めると完全な記憶喪失に 「感情も言葉も分からない」(英)

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  • 更新日:2017/11/14
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夫との楽しいひとときになるはずだったホリデーが初日から悪夢に変わった。英オックスフォードに暮らす4児の母が、旅先で脳卒中を起こし倒れた後に記憶喪失となってしまったのだ。英メディア『Mirror』『The Sun』などが伝えている。

ポーリーン・ビールさん(55歳)は、結婚して38年になる夫のアンドリューさん(59歳)と今年の6月に地中海に浮かぶ島、マヨルカ島へ旅行した。ポーリーンさんの容態に変化が現れたのは、不幸にも到着初日のことだった。

食事中、アンドリューさんは突然言葉の歯切れが悪くなったポーリーンさんに気付いた。弱々しくなり脚を引きずって歩くポーリーンさんはやがて話すことも不可能になったため、アンドリューさんはすぐに救急車を呼んだ。病院に搬送され脳卒中と診断されたポーリーンさんが目覚めたのは10日後のことだったが、その時には自分の名前もなぜそこにいるのかもわからない完全な記憶喪失状態であったという。

全く記憶がない妻を目の当たりにしている夫の苦悩は、本人よりも辛いものであろう。アンドリューさんは心情をこのように吐露している。

「妻には何百枚というホリデーの写真や私たち2人の結婚式の写真を見せたり教会に連れて行ったりしたのですが、(妻は)全く覚えていないのです。4人の子供や14人(情報筋によっては10人とも)の孫たちのことだけでなく、自分自身のことやどこに住んでいるのかも何一つ思い出せず、妻は毎日泣いています。さらに感情さえも忘れてしまったようで、私に『愛している』と言ってはくれますが、そもそも『愛とは何か』から説明する必要がありました。子供や孫たちとも一から絆を築き上げなければならず、家にはまるで新生児がいるかのようですよ。本当に悲しくてたまりません。」

過去にスーパーで働いたことがあるポーリーンさんには、病の兆候は一切なかったそうだ。しかし突然の病に倒れ目覚めてからは、言語障害治療を受けなければならなかったという。現在は95%まで話せるようになったが、医師によるとポーリーンさんが再び記憶を取り戻すという確証はなく、万が一記憶を取り戻しても回復するまでには何年もかかるということだ。

記憶喪失になってからというもの、ポーリーンさんは簡単な作業をこなすことも不可能になってしまった。「料理のしかたを教えようとすると、妻は私をぼんやりと見るだけです。私がフライパンを手に持ってもそれが何であるかを理解していないのです。行先もわからないために、一人ではもちろん外出させられません。7月は妻の誕生日があったので、私が『一緒に外出しよう』と誘うと『それってどういう意味?』と尋ねてきました」とアンドリューさんは話す。

現在はアンドリューさんをはじめ、家族全員がポーリーンさんの回復を願って日々サポートとケアに励んでいる。このニュースを知った人々からは「私の妻も1年以上前に脳卒中になって記憶の一部を思い出せなくなったんだ。そのことがやはり妻にとって一番悲しいみたいだよ」「記憶喪失になってしまうのって、まるで誰かが自分の体を乗っ取っているような感じになるのかな。あまりにもお気の毒だわ。ポーリーンさんの回復を祈ります」「全ての動作を忘れてしまったら自宅にいることも難しくなるだろうに。でもいい家族に恵まれているようでよかった。少しでも回復するといいね」「ものすごく悲しい話だわ。専門的な手助けがどうか得られますように」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2017年11月10日付「Mum-of-four forgot her whole life and family after suffering stroke on holiday」(Image: SWNS.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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