【不死鳥】一度絶滅したはずの「飛べない鳥」が3万年ぶりに蘇っていた

【不死鳥】一度絶滅したはずの「飛べない鳥」が3万年ぶりに蘇っていた

  • IRORIO
  • 更新日:2019/05/14

絶滅した飛べない鳥といえば、真っ先に「ドードー」が思い浮かぶが実はこれだけではない。

しかも絶滅したはずのその鳥は、その後数万年のときを超えて蘇り、進化まで遂げていたというから驚くではないか。

その鳥の仲間がこちらである。

No image

The bird that came back from the dead.

How one species of flightless bird evolved again, having previously gone extinct. https://t.co/3dSfg6IVqf
— University of Portsmouth (@portsmouthuni)
2019年5月10日
from Twitter

死から蘇った鳥。

絶滅した飛べない鳥が再び進化。

英ポーツマス大学とロンドン自然史博物館の共同研究によると、この鳥はクイナの仲間で、数万年のときを隔てた2度にわたり、インド洋の孤立した環礁であるアルダブラ環礁で群生していたとみられる。

飛べない鳥へと進化

いずれの場合も、マダガスカル原産のノドジロクイナが独自に飛べない鳥へと進化し、この島には、飛べないクイナの生き残りである最後の群れが現在も生息しているという。

もともと彼らは孤島でその数を増やし、マダガスカルから離れた島々へと生息地を広げていったが、北や南、西へ向かったものは他の動物に捕食された。

一方東に向かったものがモーリシャスやレユニオン、アルダブラなどの島に上陸。アルダブラ環礁は約40万年前に形成されたリング状のサンゴ環礁である。

環礁には捕食者がおらず、クイナはモーリシャスのドードー同様、進化して飛ぶことができなくなった。

しかし、およそ13万6000年前の大規模な浸水でアルダブラ環礁は完全に海に沈み、飛べない鳥クイナを含む全動植物が姿を消したといわれている。

浸水前後の2度進化していた

研究者らはその後氷河期に海面が下がり、クイナが再び群生した10万年前の化石を調査した。

約3万年のときを隔てた、浸水の前と後のクイナの骨の化石を比較すると、翼の骨と足首の骨がともに飛べない状態へと進化していたという。

これはつまり、マダガスカル原産の1つの種が同じアルダブラ環礁において、異なる2つの飛べないクイナの種を生み出したことを意味する。

「これらの化石は、あるクイナファミリーのメンバーが、マダガスカルから環礁に移り住み群生し、その後それぞれの時期に独自に飛べない鳥へと進化したことを示している」と、研究を率いる自然史博物館のJulian Hume博士は述べている。

また、「孤島で群生できるというクイナの特異性及び、複数回にわたり飛べない方向へと進化を繰り返すクイナ独特の能力が証明された」という。

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