美帆1000『銅』!女子初の一大会複数メダル「自分らしいレースできた」/スピード

美帆1000『銅』!女子初の一大会複数メダル「自分らしいレースできた」/スピード

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  • 更新日:2018/02/20

平昌五輪第6日(14日、江陵オーバル)高木美帆(23)=日体大助手=が銀メダルの1500メートルに続く銅メダルを獲得した。スピードスケートの日本選手による同一大会複数メダル獲得は、1998年長野五輪の男子500メートルで金、1000メートルで銅を手にした清水宏保以来2人目。冬季同一大会では女子初。銀メダルの小平奈緒(31)=相沢病院=とのダブル表彰台で、個人種目で複数の日本勢がメダルを取るのは、2010年バンクーバー五輪の男子500メートルで長島圭一郎が2位、加藤条治が3位となって以来、3度目となった。

涙に暮れた1500メートルとは違う。1000メートルを滑りきった中長距離エースの高木美が、2つ目のメダルを胸に笑った。

「3番の悔しさやもどかしさはあるけど、今シーズンで一番、自分らしいレースができた」

抜群のスタートだった。200メートルの通過はトップスリーで一番速かった。体力が限られる中でラスト400メートルも粘り、1998年長野五輪で2度表彰台に立った清水宏保以来となる複数メダルへとつなげた。

確かな将来設計が躍進を生んだ。長兄・大輔さん(27)が所属した縁で、小学6年で北海道・帯広南商高のスケート部の練習をのぞいた。当時から地元で有名選手。同部で監督を務めていた東出俊一さん(61)に練習予定を聞かれるとシステム手帳を広げて強化案を伝えた。「計画に基づき、能力を伸ばす。大局観があった」と東出監督は振り返る。

高校3年の夏。3日間だけアルバイトした経験がある。北海道・中川郡幕別町の実家近くのまんじゅう店だった。社会も知っておきたいという理由があった。注文に包装、レジ打ちを3日で覚えた。サインを求める客には「働きにきているので」と断りを入れた。在庫の数まで把握する一人前の意識で店を切り盛りしたほどだった。

高木美の恩師で日体大の青柳徹監督(49)は「例えば数学のテストで98点を取ったら、喜ぶより1問不正解の何を間違えたかに着目するのが美帆」。銀メダルを取った1500メートルのレース後も「金を逃した実感がわいた」と、喜びは一瞬で唇をかんだ。

金メダルが有力視される19日からの団体追い抜きは大国オランダとの一騎打ち。「今できることを見つめて戦う」。探求心の塊は最後まで滑りを突き詰める。 (鈴木智紘)

スピードスケートで日本女子のメダル第1号、1992年アルベールビル五輪1500メートルで3位の橋本聖子(現日本スケート連盟会長)「二人そろっての表彰台は本当に立派でした。見事な成長を遂げている二人に感謝の気持ちでいっぱいです。持ち越した金メダルを期待してます」

13位の郷亜里砂「今の自分の実力はこれぐらいと受け止めながら、500メートルはトップの選手と争える滑りをしたい」

平昌五輪データBOX

◎…フリースタイルスキーのモーグルで里谷多英が1998年長野大会「金」、2002年ソルトレークシティー大会「銅」と複数メダルに輝いたが、冬季同一大会での複数は高木美が初。

◎…夏季を含めると、2012年ロンドン五輪で競泳の鈴木聡美が平泳ぎの2種目で銀、銅を獲得。鈴木は400メートルメドレーリレーでも3位に入った。高木美は優勝候補の団体追い抜きを残している。

高木 美帆(たかぎ・みほ)

1994(平成6)年5月22日生まれ、23歳。北海道・中川郡幕別町出身。5歳でスケートを始める。札内中3年のとき、日本スピードスケート史上最年少の15歳で2010年バンクーバー五輪に出場。18年平昌五輪女子1500メートル銀メダリスト。帯広南商高-日体大-日体大助手。1メートル64、58キロ。

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高木美はリンク上で日の丸をまとって喜んだ(撮影・納冨康)

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