新技術がてんこ盛り!売れ筋炊飯器5モデルを食べ比べ

新技術がてんこ盛り!売れ筋炊飯器5モデルを食べ比べ

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  • 更新日:2017/10/12
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日本で古くから行なわれている「かまど炊き」が、現代の炊飯器にも受け継がれているという。かまどから何をならったのか。古きをたずねて進化する炊飯器に注目!

◎かまど炊きを超えた!?最新炊飯器の実力

ここ数年、進化が目覚ましい電気炊飯器。各社のキャッチコピーを見ると「かまど炊きご飯にならった……」「羽釜」などのフレーズが目につく。昔ながらのかまど炊きに現代の技術は追いついているのか!? お米のスペシャリスト・西島豊造さんに話を伺った。

「かまどで炊いたご飯は、ふっくら、ほっこり。粘りと香りもほどよく、日本人が一番好きな、食べ飽きない味。だからメーカー各社は、そこに照準を合わせているのでしょう」

高火力な熱をまんべんなく釜に伝えるのがかまどの良さ。

「かまどに迫る高火力を実現しようと、IHの大火力に加え、圧力もかけるのが最近の傾向です。粘りや旨味が十二分に出てますが、朝食や食の細い人にはちょっと重いかも。かまどのふっくらほっこりとは違う方向の旨さかもしれない」

その反動か蒸気で炊くバルミューダや鋳物ホーロー鍋で炊くバーミキュラなど〝非圧力系〟が登場し、話題を集めた。

「非圧力系は粘り重視ではないさっぱりしたご飯で若い人好み。一般的な圧力系の製品は旨味をぐっと引き出す傾向に。圧力系でも米をおどらせて中まで火を入れるパナソニックや、どっしり重い南部鉄器を釜に採用した象印、真空で吸水させる東芝など、個性豊かで、米の炊き上がり、目指す味も異なります」

かまど炊きの良さは、自分で好みの炊き加減に調整できる点にもあるという。

「最近の炊飯器は炊き分けのプログラムがすごい! 100%機能を使いこなせるなら、かまど炊きに匹敵するといえる。皆さん、使いこなしましょう(笑)」

自分の味を自分で作りたい人は、土鍋や鋳物釜をガスで炊くとよい。ただ、火加減が大切で、炊飯中は目が離せない。

「土鍋は100%が目指せるが難しい、炊飯器は80%のレベルを手軽にクリア。好みで選んで、かまど炊きの味を楽しんで」

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スズノブ店主・五ツ星お米マイスター

西島豊造さん

東京・目黒の米店の店主で、お米博士として生産者はもとより、米業界から絶大な信頼を寄せられる。米の産地の活性化にも力を注ぐ。

●釜の形に似た、モダンな土鍋

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かもしか道具店『ごはんの鍋』
2800~6800円(1〜3合炊き)

国産土鍋の7割を占める萬古焼の技術を生かしたご飯炊き専用鍋。吹きこぼれにくくおひつ代わりにも。レンジ加熱もOK。

●IHにも対応する南部鉄器釜

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釜浅商店『南部鉄ご飯炊きセット』
8000円~(2合炊き〜)

熱が均一に伝わる浅く広がった南部鉄器の釜。炊飯時に密閉させる重く厚い木のフタとのセットだ。IHにも対応する。

●おひつに最適な木曽の銘木を使用

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よし彦『木曽さわら 江戸びつ 銅タガ』
8500円(税込み)(3合)

創業150年の老舗が、昔ながらの手割技法を用い手作りで仕上げる。材料は木曽の樹齢300年以上のさわら。水に強く、軽い。

【かまど炊きのように米をおどらせ、ふっくら炊き上げる】

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●大火力、圧力、スチームの合わせ技

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パナソニック スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器
『Wおどり炊き SR-SPX7シリーズ SR-SPX107』
オープン価格(実勢価格約10万600円)

始めチョロチョロ、中パッパという昔ながらの炊き技をベースに、大火力と圧力、スチームの切り替えを細かに設定。米を激しくおどらせ、ふっくら甘味ともちもち感あるご飯を実現。

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発熱、蓄熱、断熱性に優れたダイヤモンド竈(かまど)釜。大火力を芯まで伝え、旨味を最大限に引き出す。

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高温のスチームを噴射し「焦がさず焼く」ことで、芯まで熱を浸透。旨味を閉じ込め、ハリも出す。

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しゃっきり、もちもちなど10種の炊き分け、50の米に合わせた銘柄炊き分けなど充実のプログラムを搭載。

〈ココが温故知〝新技術〟〉大火力&可変圧力のおどり炊き

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鍋底から気泡を出して連続沸騰する大火力、加圧・減圧を繰り返す可変圧力のダブルおどり炊き。加圧追い炊き搭載で、更に甘味・もちもち感アップ。

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[炊き上がりCHECK]軟らかめだが粒感はあり、噛むと甘さが口いっぱいに広がる。重すぎない食べ心地で完成度が高い。牛しぐれ煮など、和の濃い味と相性よし。

《西島セレクト!ぴったりな米&ご飯のお供》

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天領食品『飛騨牛しぐれ』100g 1850円(左)
上質な飛騨牛の精肉100%で作ったしぐれ煮。濃い肉の旨味としょうがの風味でご飯が進む!

スズノブ『十七夜物語 コシヒカリ』1kg 640円(税込み)(右)
強い甘味と、ほどよい粘り、もちもちした食感など、ほとんどの日本人が旨いと思う王道の味。

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【蒸気の力で生まれたパラリとほぐれる粒立ちのいいご飯】

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●今までになかった蒸気で炊く炊飯器

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バルミューダ『BALMUDA The Gohan』
4万1500円

断熱性の高い蒸気を発生させる二重釜の構造。圧力はかけず、100℃を超えない自然な加熱で、香りと旨味を米粒にキープ。香りよく、透明感のある味わいに。

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外釜に水を注ぎ、米と水を入れた内釜を重ねる。炊飯時のみ外釜と内釜の間に見えない〝蒸気の釜〟が出現する。

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冷めてもうまいという理由から保温機能は排除。メニューも白米、白米早炊き、玄米、炊込、おかゆとシンプル。

〈ココが温故知〝新技術〟〉エネルギーを効率的に使う

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ガスよりはるかに弱い電気エネルギーを効率的に使うべく、金属釜の数倍の断熱性を持つ蒸気の力を利用し、内釜全体を包み込むように加熱。

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[炊き上がりCHECK]均一に炊けていて、粒感のあるスリムな米。あっさりした食べ心地でカレーにどんぴしゃ。米の良し悪しなど、米本来の味がストレートに出る。

《西島セレクト!ぴったりな米&ご飯のお供》

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バルミューダ『BALMUDA The Curry』750円(左)
東京・上野の名店「デリー」と共同開発。さらりとスープ状で、しっかり辛くスパイシー。

スズノブ『ピンネ きらら397』1kg 528円(税込み)(右)
強すぎないほどよい粘りと、バランスのいい甘味。若い世代にも人気の高い、あっさり系。

【羽釜の形状にならった丸く厚い鉄釜と独自の真空技術を搭載】

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●吸水から保温まで細やかにコントロール

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東芝『真空圧力IHジャー炊飯器 RC-10VXL』
オープン価格(実勢価格約6万5000円)

羽釜のように丸い鉄製の内釜。かまど炊きに迫る熱対流を生み出し、米の一粒一粒をふっくらと炊き上げる。独自技術で最大約40時間の「真空保温」が可能。

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短時間で米の芯まで吸水する「真空ひたし」や、ヘルシー志向に人気の「麦ご飯」など、多彩なプログラムを搭載。

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内釜の側面は丸く、上部はすぼませる形状の工夫や、熱を蓄える厚さ5mmの釜底で羽釜に迫る熱対流を生む。

〈ココが温故知〝新技術〟〉真空技でしっかり吸水

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「本かまど」コースでは真空ポンプで釜内の空気を抜き、米の芯まで短時間でまんべんなく吸水。真空と常圧を繰り返し、米の旨味を引き出す。

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[炊き上がりCHECK]吸水がいいから粒が大きく、加熱も均一。粘りはあるが重すぎず、噛みしめて楽しむタイプ。おにぎり、塩辛、のりたま、粒々したおかずと好相性。

《西島セレクト!ぴったりな米&ご飯のお供》

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小田原みのや吉兵衛『金印いかの塩辛「元祖糀入」』1000円(左)
皇室献上品も手がける老舗。江戸時代の製法を引き継ぐ本格派。濃厚な旨味が◎。

スズノブ『はえぬき』1kg 564円(税込み)(右)
一粒一粒がしっかりしていて粘りすぎず、弁当やおにぎりに好適。冷めても美味!

【火加減を気にせず、鋳物ホーロー鍋で炊く新発想の炊飯器】

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●鋳物の力で米本来の香り、味を引き出す

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バーミキュラ『バーミキュラ ライスポット』
8万6184円(税込み)

炊飯用に進化した鋳物ホーロー鍋をポットヒーターに設置して使用。熱伝導・遠赤外線加熱・蒸気対流と、3つの熱をコントロールした熱伝達システムを採用。

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フタの縁の工夫で密閉性を保ちつつ吹きこぼれを最小限に抑えた。さらにフタ裏の突起でご飯のべちゃつきを防ぐ。

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鍋底の状態を見守るヒートセンサーが、放っておいても繊細な温度調整をする。ご飯以外の料理にも大活躍。

〈ココが温故知〝新技術〟〉炎のように立体的に加熱

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底面のハイパワーIHコイル、側面のアルミヒーター、断熱カバーを組み合わせ、鍋を包み込むように、かまどの炎のような立体的な加熱を実現。

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[炊き上がりCHECK]スリムな粒で、ぷりっとした食感。粘りのないサラサラとしたご飯で、さっぱり食べたい夜食によく、女性受けする。漬物や卵かけご飯に合う。

《西島セレクト!ぴったりな米&ご飯のお供》

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前田食品工業『高菜乃華 辛子高菜』オープン価格(実勢価格約400円)(左)
九州特産の高菜を、発酵菌が棲みついた昔ながらの木樽で自然発酵し、本物の味を追求。

スズノブ『つや姫』1kg 614円(税込み)(右)
粘りや甘味、バランスのいい米。ツヤがあり、時間がたっても硬くならず、しっとり。

【米を豪快にかき回し粘りも甘味も強いもちもちのご飯に!】

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●大火力と高圧力で米の甘味を引き出す

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象印『圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」NW-AT10〝南部鉄器 極め羽釜〟』
オープン価格(実勢価格約13万8000円)

伝統の技で作る南部鉄器の羽釜形状の内釜を採用。広くて浅い羽を持った羽釜で熱を閉じ込め、米を豪快に対流。最大1450Wの大火力で甘味成分を引き出す。

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121通りに炊き分ける「わが家炊き」を搭載。前回炊いたご飯の感想を入力すると炊き方を変え、微調整する。

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大火力を維持しながら吹きこぼれを抑える「うるおい二重内ぶた」を搭載。蒸気口セットがなく、手入れも楽。

〈ココが温故知〝新技術〟〉2方向の泡が米を対流

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斜めと平らな面を組み合わせた角度のある釜底が、2方向の泡(鍋肌から中心、鍋底から真上)を生み出し、複雑な対流により炊きムラを抑える。

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[炊き上がりCHECK]豊かな香りで粒も大きくふっくら。甘さ、もちもち感が強く、食べごたえ抜群。甘みも粘りが増すので米の実力がランクアップ。塩だけでも美味。

《西島セレクト!ぴったりな米&ご飯のお供》

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雲月『小松こんぶ 桐箱1本入』1200円(左)
京都の懐石料理店で生まれた、極細の塩昆布。塩辛くなく、柔らかで濃い旨味が楽しめる。

スズノブ『ゆめぴりか』1kg 748円(税込み)(右)
粒が厚くてツヤがあり、ほどよい粘りと甘味を持つ。しっかりご飯を食べたい人におすすめ。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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