通勤の足と旅人の足を兼ねた日本最長距離のホームライナー<ホームライナー浜松3号>浜松行き

通勤の足と旅人の足を兼ねた日本最長距離のホームライナー<ホームライナー浜松3号>浜松行き

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  • 更新日:2017/12/08
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JR東海373系ホームライナーの絵入りヘッドマーク。以前は文字のみだった。

国鉄時代に登場したホームライナーの多くは、特急格上げなどで姿を消したが、JR東海に関しては、現在も多くのエリアでサービスを継続している。中でも沼津18時31分発の〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きは、5号と並び“日本最長距離のホームライナー”であるほか、3号に限り“オマケ”もつく。

“帰宅の足”と“旅人の足”を兼ねた〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きを御案内しよう。

■JR東海独自の乗車整理券

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終点沼津に到着したJR東日本車両の普通列車。

JR東日本東北本線小金井13時48分発の普通列車沼津行きが、東海道本線とJR東海エリアに直通し、終点に到着したのは17時45分。この列車の4・5号車は2階建てグリーン車が連結されており、〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きに乗り換えると、リクライニングシートの快適な旅を持続できる。

〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きの乗車に必要な乗車整理券320円は、ホームや駅の券売機で購入できる。購入後はホームの立ち食いそば屋で食事ができるほか、青春18きっぷや途中下車可能な普通乗車券に限り、一旦改札を出てコンビニで弁当などを買うこともできる。

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373系は、特急以外の列車で乗車された方が多いのでは。

18時27分、2番線に〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きが入線。車両は373系特急形電車で、特急から普通列車まで幅広く運用されているユーティリティープレーヤーだ。1995年10月1日にデビューしてから、早いもので22年たつ。

JR東海のホームライナーは、乗車整理券に2つの特徴がある。

1つ目は、券売機購入は座席が指定されていること。乗客みずから窓側、通路側の指定はできないので、始発の時点で相席になることは珍しくない。券売機購入の乗車整理券は、乗車区間が「乗車駅から終点まで」の扱いとなっている。

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乗車整理券をシートカバーのポケットに入れないと、車内改札を受ける。

乗車整理券は後述も含め、シートカバーにポケットを設けており、そこに入れる。

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373系の座席はリクライニングシートと、4人用セミコンパートメント(ボックスシート)の2種類。

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2つ目は乗車整理券でも購入できること。空席があれば坐れるが、券売機購入の乗客が現れると、すみやかに席を譲り、別の空席を探す。その際は、乗客が降りた直後の席に坐ればいいだろう。

■浜松から普通列車豊橋行きへ

定刻通り18時31分に発車。乗客はビジネスマン中心で、旅人の姿も見られる。沼津―静岡間の普通列車は約1時間かかるのに対し、〈ホームライナー浜松3号〉浜松行きは39分。表定速度(停車時間も含めた平均速度)も83.1km/hと高く、「速い、安い、快適」と3拍子そろう。

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夜の東海道本線をひた走る。

藤枝を過ぎると、空席が多くなった。せっかくなので、先頭1号車の浜松寄りデッキで、前方の車窓を眺めてみる。373系のフロントガラスなどは、映り込みのないガラスを使用しているので、夜間やトンネル内も乗務員室後方のカーテンをひとつも引いていない。立ち見ながら“夜の前面展望”も楽しめるので、気分転換にはもってこいの場といえよう。

20時10分、浜松に到着。沼津―浜松間130.9キロを1時間39分で走破し、表定速度は79.3 km/h。乗車整理券が“格安特急券”に思えるほどの軽快な走りである。

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浜松から普通列車豊橋行きに“変身”するサプライズ。

〈ホームライナー浜松3号〉は、このまま普通列車豊橋行きとして、引き続き走る。ここから全車自由席となり、座席がすべて埋まった。

20時46分、“真の終点”豊橋に到着。沼津から167.4キロにわたる373系の旅が終わった。

■ウラワザ

「〈ホームライナー浜松3号〉浜松行き&普通列車豊橋行き」に乗ると、“効率的な移動”もできるので、御紹介しよう。

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JR東海の特別快速は、新快速より上位の列車種別。

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名古屋駅新幹線口に到着する〈広島ドリーム名古屋1号〉広島駅新幹線口行き。

終点豊橋で20時50分発(土休は20時49分発)の特別快速大垣行き、もしくは20時55分発の区間快速米原行きに乗り換えると、名古屋で22時30分発のJR高速バス〈広島ドリーム名古屋1号〉広島駅新幹線口行きに乗車できる。

このバスに乗ると、JR西日本三次駅には5時50分に到着予定(2017年12月1日から、6時12分到着予定に変更)。しばらく待機したのち、10時02分発の三江線の普通列車石見川本行きに乗車できる。

御存知の通り、JR西日本は三江線の営業運転を2018年3月31日に打ち切るので、三次駅周辺のホテルが連日満室も予想される。〈広島ドリーム名古屋1号〉広島駅新幹線口行きは、“切札”といえるだろう。

取材・文/岸田法眼

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