アエロリットは、秋華賞の「SS系優位」ジンクスを打ち破れる名牝か

アエロリットは、秋華賞の「SS系優位」ジンクスを打ち破れる名牝か

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  • 更新日:2017/10/12
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NHKマイルカップで牡馬勢も一蹴したアエロリット

今週末の10月15日、京都競馬場で行なわれるGI秋華賞(芝2000m)は、春のGI桜花賞、GIオークスから続く3歳牝馬三冠レースの最終戦。今年で22回目を迎える。

オークス馬ソウルスターリングは天皇賞・秋戦線に向かうため不在だが、桜花賞馬レーヌミノル(牝3歳/本田優厩舎)、GI NHKマイルC勝ち馬アエロリット(牝3歳/菊沢隆徳厩舎)と、2頭のGI勝ち馬が出走してくる。今回は本命視されているアエロリットにスポットを当ててみよう。

同馬は2歳6月(東京・芝1400m)の新馬戦を快勝し、年明けのGIIIフェアリーS(1月8日/中山・芝1600m)、GIIIクイーンC(2月11日/東京・芝1600m)で続けて2着。6番人気で出走した桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)では5着に敗れている。その後、2番人気で出走したNHKマイルC(5月7日/東京・1600m)で重賞初制覇。前走は古馬との初対戦となるGIIIクイーンS(7月30日/札幌・芝1800m)に出走し、逃げ切りで2着に2馬身半差をつける快勝を見せている。今回はそれ以来、約2カ月半ぶりの出走となる。

アエロリットの評価を大きく高めたのはNHKマイルCよりも前走のクイーンSだろう。内枠を活かしてハナを奪うと、後続を離した逃げをうち、軽快に飛ばして2着トーセンビクトリーに2馬身半差をつけ、1分45秒7の好タイムで逃げ切ったのだ。今年のGIヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードなど強敵が揃ったメンバーでのこの走りは、秋のGI戦線での好走を期待させるに十分なものだった。

ただ、アエロリットにも懸念材料はある。ひとつずつ見ていこう。

まずはレース間隔。今回はクイーンSから中10週となるが、本馬と同様に10週以上のレース間隔で出走した馬は過去に56頭いたものの、勝ったのは3頭のみで、2着1回、3着3回というデータが残っている。勝った3頭はオークス以来の2001年テイエムオーシャン(中20週)、2006年カワカミプリンセス(中20週)、NHKマイルC以来のファビラスラフイン(中22週)の3頭。テイエムオーシャンは桜花賞などGI2勝で、カワカミプリンセスは4戦4勝のオークス馬。ファビラスラフインはデビューからGIIニュージーランドTまで3連勝、NHKマイルCで1番人気(14着)に推されていた馬であり、いずれもかなりの実力馬だった。

アエロリットも既にGIを勝利し、古馬相手に強い競馬を見せており、この3頭と同クラスと言えるので、今回のレース間隔はそれほどマイナス材料と捉えなくてもよさそうだ。ちなみにクイーンS勝ち馬では、2011年アヴェンチュラがこのレースも勝っている。ただ、当時のレース間隔は約2カ月(中8週)と、今年とは少し事情が異なっていた。

続いては脚質。前走は初めて逃げる形になって強い勝ち方を見せたので、今回はどのような戦法をとるかが注目される。相手関係を見ると、ここ4戦続けて逃げていて、前走のGIIローズS(9月17日/阪神・1800m)でも2着に粘ったカワキタエンカがいるので、この馬が逃げると思われるが、枠順やカワキタエンカの出方次第ではアエロリットが逃げる可能性もあるだろう。

秋華賞で4コーナーを最初に回ってきた馬は21頭中で1勝、2着1回、3着1回という成績。2007年ダイワスカーレットが勝利し、2000年ヤマカツスズランが2着、2008年プロヴィナージュが3着だった。4コーナーを最初に回った馬の勝率は4.8%、連対率9.8%と低い数字だが、これが2番手となると5頭が勝利し、勝率15.2%、連対率24.2%と、最も成績が良いデータが残っている。逃げるカワキタエンカの2番手で4コーナーを回ってくるのが最善策のようだ。これを実現するのは難しいことではないだろう。

続いては血統。父クロフネ産駒は重賞勝ち36を数えるが、芝2000m以上での勝利はゼロ。過去115戦で2着7回というデータが残っている。秋華賞では8頭が走り、2011年にホエールキャプチャが1番人気ながら3着に敗れていて、これが唯一の複勝圏内となっている。血統的には厳しいと言わざるを得ない。

以上、秋華賞におけるアエロリットの勝算を分析したところ、レース間隔や脚質には問題ないが、”血統”という大きな壁が残った。過去、このレースに限らず血統のジンクスを打ち破ってきた馬は少なくないが、それに泣いた馬もまた数知れない。この秋華賞はディープインパクト産駒の5勝を含め、5年連続でサンデーサイレンス系がワンツーフィニッシュを決めているという、サンデーサイレンス系がひときわ得意としているレース。ここに割って入るのは簡単ではないだろう。筆者はアエロリットの好走の可能性は高いが、勝ち切るまでは難しいと見ている。もし勝てるようなら、クロフネ産駒の枠を越えた名牝ということだろう。アエロリットの走りに注目だ。

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