政府、辺野古で石材の海上搬入開始 普天間移設工事、加速へ

  • 産経ニュース
  • 更新日:2017/11/14

政府は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブで、移設工事の護岸造成に使う石材の海上搬入を開始した。従来の陸路に加え、船による大量輸送で工事を円滑化かつ加速化させるとともに、陸上での環境負荷の軽減を図る狙いがある。

10トンダンプカー約50台分の砕石を積んだ台船はこの日午前10時20分ごろ、埋め立て予定区域北側の工区で約100メートルまで延びた「K9護岸」を桟橋として使い接岸した。作業員数十人が見守り、その後、キャンプ・シュワブ内に砕石が運搬された。石材は、県が管理する奥港(国頭村)から台船に載せて搬出された。

資材の海上搬入を始めた意義について小野寺五典防衛相は14日の記者会見で「工事をしっかり進めることが大切だ。環境負荷の軽減や工事の円滑化、効率化を図る」と述べ、工事を加速させる考えを強調した。

砕石は、6日に新たに着手した区域南西側の「N5護岸」と「K1護岸」の工事に用いられる。

沖縄県は10月、海上搬入に使用する護岸を運搬船の接岸に使用することが、護岸の設計内容変更に当たるとして、工事を中止して協議するよう沖縄防衛局に行政指導していた。これに対し、小野寺氏は「護岸自体の設計内容を変更するものではない」として応じない考えを示した。

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