終盤の粘りスタンド熱狂 早稲田佐賀意地見せた

終盤の粘りスタンド熱狂 早稲田佐賀意地見せた

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/11

第99回全国高校野球選手権大会で、初出場の県代表、早稲田佐賀は聖心ウルスラ学園(宮崎)に2-5で敗れた。初戦突破はならなかったが、終盤に追い上げあと一歩まで迫った。スタンドは「感動をありがとう」と大きな拍手を送った。

“早稲田カラー”のえんじと白に染まったスタンドは試合前から熱気に満ちていた。ナインがグラウンドに姿を現すと「頼むぞ」と声援が飛んだ。

先発の安在悠真投手(2年)が初回を三者凡退に抑えると拍手喝采。二回表には相手のスクイズで先制点を許したが、安在投手の父謙太郎さん(45)は「ここから逆転できると信じている」と力を込めた。

四回表の途中から森田直哉投手(3年)が登板。森田投手の父哲夫さん(48)は「平常心を保って、まずは追い付いてほしい」と夢の舞台に立つ息子を見詰めた。

5点リードされて迎えた七回裏。在校生らは右腕を大きく振りながら「わせだ、わせだ」と学園歌を歌い、ナインを鼓舞。「決めてくれ」。スタンドの思いが一つになった時、反撃ののろしが上がった。無死一、二塁の好機。「勝たんと唐津に帰れんけん」と早稲田佐賀オリジナルのチャンステーマが鳴り響く中、鈴木隆太選手(3年)の適時打で待望の甲子園初得点。スタンドが揺れた。

肩を組み応援歌「紺碧(こんぺき)の空」を歌った野球部OBの原田亮太さん(20)は「これを歌いに来た」と顔を紅潮させた。続く代打春日井湧選手(3年)の内野安打で2点目を奪い興奮は最高潮に。春日井選手の父洋さん(47)は「役割を果たしてくれた」と感極まった。

八、九回にも先頭打者が出塁し、最後まで意地を見せた。試合後、拍手に包まれて整列した先輩の姿に「自分たちが後を継ぐ」と野球部の庄子歓太朗選手(1年)。早稲田佐賀の新たな一ページはここから始まる。

=2017/08/11付 西日本新聞朝刊=

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