セルジオ・レオーネ「ウエスタン」、原題で2時間45分オリジナル版を公開

セルジオ・レオーネ「ウエスタン」、原題で2時間45分オリジナル版を公開

  • 映画.com
  • 更新日:2019/06/26
No image

2時間45分オリジナル版を公開 (C)1968 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

1969年に邦題「ウエスタン」として約25分カットされた短縮版が公開された、セルジオ・レオーネ監督の大作が、原題と同じく「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」のタイトルで、2時間45分のオリジナル版が9月27日に公開されることが決定した。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」(1968)は、全世界にイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンブームを巻き起こした巨匠レオーネが、「荒野の用心棒」など前3部作とは大きく方向性を変え、自らの作家性を前面に打ち出した野心作。なお、今年はレオーネ生誕90年、没後30年にあたる。

若き日のベルナルド・ベルトルッチ(「ラストエンペラー」)とダリオ・アルジェント(「サスペリア」)を共同原案に抜擢し、ルキノ・ビスコンティ監督「山猫」を下敷きに、女性主人公ジル(クラウディア・カルディナーレ)の目を通し、移り変わる時代と共に滅びゆくガンマンたちの落日を、重厚壮麗なバロック的演出を駆使して描き、それまでのマカロニ・ウエスタンともハリウッド製西部劇とも異なる超大作として完成。エンニオ・モリコーネの楽曲が映画を感動的に彩った。

1969年の初公開時、欧州各国では高い評価と共に大ヒットを記録。特にパリでは歴史的ヒットとなり、2年にわたってロングランされ、現在もフランス興行史上トップテン内に留まっている。一方アメリカではオリジナル版から20分短縮され、批評、興行ともに惨敗。日本では米公開版をさらにカットした2時間21分版が公開され、アメリカ同様批評家から無視された。しかし70年代以降、海外ではその評価は年々高まり、スタンリー・キューブリックビム・ベンダースジョン・ブアマンジョージ・ルーカスマーティン・スコセッシジョン・カーペンターら名監督がこぞって讃えている。

大陸横断鉄道敷設によって新たな文明の波が押し寄せていた西部開拓期。ニューオーリンズから西部に嫁いできた元・高級娼婦のジルは、何者かに家族全員を殺され、広大な荒地の相続人となった。莫大な価値を秘めたその土地の利権をめぐり、ジルは、鉄道会社に雇われた殺し屋、家族殺しの容疑者である強盗団のボス、ハーモニカを奏でる正体不明のガンマンらの熾烈な争いに巻き込まれていく。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」は、9月27日から、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかで全国順次公開。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

映画カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
平原慎太郎&OrganWorksが渾身の一作『聖獣』をふたたび
『アベンジャーズ』アイアンマン マーク50のねんどろいどが再登場
新海誠監督作「天気の子」最速上映に潜入! 世界初の“目撃者”たちの感想は?
『天気の子』世界最速上映、ファンの感想は?新海誠監督&野田洋次郎サプライズ登壇で観客わかす
フェイク動画などない時代に人々を欺いた「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の公開から20年
  • このエントリーをはてなブックマークに追加