【芸能】EXILE敗退から10年のメジャーデビュー...有線奨励賞の木島ユタカ【後編】

【芸能】EXILE敗退から10年のメジャーデビュー...有線奨励賞の木島ユタカ【後編】

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2017/11/19
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津軽三味線と本格的な歌唱力で新しいジャンルを切り開く木島ユタカ=都内

第50回の節目に終了する「日本有線大賞」の有線奨励賞に輝いた歌手・木島ユタカ(34)は、10月4日に発売したシングル「十年経てば」でavexからメジャーデビューを飾った。

EXILEのTAKAHIRO(32)がボーカルの座を勝ち取った2006年のオーディションセミファイナル敗退から10年余り。少年時代に民謡全国大会グランプリに輝いた木島は原点の民謡に立ち返り、津軽三味線を手に和洋民謡を歌い継ぐ“三味線シンガー”として新たな一歩を踏み出している。

異色のシンガーが自身の軌跡を語る、今回はその後編。

◇  ◇

「音楽で生きていきたい」という切実な思いを抱えたまま、自身のスタイルを模索する日々が続いた。老舗うなぎ屋「神泉いちのや」でアルバイトながら主任としてホールを切り盛りしつつ、試行錯誤した。

「どこで勝負できるかを探っていた10年でしたね。うまくいかないことが圧倒的に多く、真面目に『辞めよう』と思った時もありました。ずっと苦しかったですね」。2、3年前から“和”に立ち返り、「オリジナルにこぶしを入れ始めた。そこで、なんとか勝負していけるんじゃないかと希望が見えた」と原点回帰した。

三味線を手に日本や海外の民謡、邦楽や洋楽をカバー。現代ポップスと和を併せ持つ独自のスタイルが生まれた。今年1月に発売したミニアルバム「和のこころ」で俳優・桐谷健太(37)の「海の声」のカバーや民謡「ソーラン節」などを歌い、第2弾アルバムでは海外の民謡にも挑戦。歌の動画は世界の人も興味を持ってくれた。

幼少期から歌と向き合ってきた木島にとって、34歳でのデビューは遅咲きなのだろうか。10年前の自分に「格好つけるんちゃうぞ、と言いたい」と笑う木島は「その時期がなければ洋楽の弾き語りも思いつかなかった。遠回りという感覚はなく、これが自分の道だと思います」と振り返る。

ようやくスタート地点に立った。今後は、「海外民謡をオリジナル歌詞でというのは面白い切り口。ずっと続けていきたい。日本の民謡も地方にいくと眠っている。歌い継いでいけるようなシンガーにはなりたい」と、和洋民謡を歌っていく。民謡を基礎にした上で「洋楽カバーやオリジナルを発掘したい」と、三味線を手に米歌手ブルーノ・マーズや英歌手スティングの楽曲カバーも思案した。

「父の『一番じゃないとアカン』というのは、『ずっとチャレンジせなアカン』と言うことだと思う」と解釈する。挑戦が続く木島は「ホールは民謡の頃も歌わせてもらうことが多く、自分が生きてきたステージ。ホールツアーは声が枯れるまで何十年もやりたい」と今後の思いを語る。

たどり着きたい場所もある。「父が武道館に立っていた姿を見て民謡を始め、EXILEの時は自分が上れなかった。武道館は一歩手前で夢がついえている場所なので、単独ライブで立ってみたい。その時は父もステージに上げてあげたい。ただ、長いこと上げると歌い出すので、それは避けたい」と願った。

14日にはNHK総合「うたコン」(火曜、後7・30)に生出演する。同局が放送する国民的音楽番組「紅白歌合戦」は「目指したい場所」と語り、ホールツアー、武道館、紅白と夢は尽きない。

たくさんの目標を胸に抱きつつも、まずはしっかりと自身の歌を伝えていく。「歌と三味線の音色、自分を信じて発信している音楽を聴いていただきたい。一人でも多くの人に声が届くように死ぬまで歌っていきたい」。悩み抜いてデビューをつかんだ三味線シンガーは着実に前に進みながら、長く人の心に残る作品を届けていく。(デイリースポーツ・上野明彦)

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