化学反応を起こせ!ポートフォリオに刺激をもらう「Loftwork Portfolio Jam」に潜入

化学反応を起こせ!ポートフォリオに刺激をもらう「Loftwork Portfolio Jam」に潜入

  • careerhack
  • 更新日:2016/11/30
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一流クリエイターたちの「おいしい」企てとは?

11月2日(水)に渋谷の「FabCafe MTRL」で行われたイベントは、実際にクリエイターのポートフォリオを手に取れたり、直接話を聞けたりと刺激的な空間。

今回は「暮らしの一要素」から次のステージへと向かいつつある「食」を、イラスト・Web・ロゴ・空間など様々な角度からアップデートしている6名のクリエイターが登壇しました。

彼らはどんな視点で「食」と「人」を見つめ、どんなアプローチからその関係性をデザインしているのでしょうか?当日の模様をほんの少しだけご紹介します。

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会場では美味しいドリンクが振る舞われました。

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ポートフォリオも置いてあり、自由に見ることができます(写真の作品のデザイナーはアトオシ・永井弘人さん

インハウスデザイナーがスイーツについて本気出して考えてみた(BAKE/井手口直也さん)

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BAKEのデザイナー井手口直也さん

焼きたてチーズタルトなどの人気スイーツブランドを展開しているBAKE。そのオンライン、オフラインのブランディング・デザインを手掛けている井手口さん。インハウスデザイナーならではの面白さについて語りました。

今まではハイカルチャーなものを中心にデザインをしていたのですが、もっと長期的な視点でデザインをしたい。ロングライドなブランドに携わりたいと思ってBAKEに入社しました。

1ブランド1商品で展開をしているので、それぞれのブランディングに携われるので面白いですね。一般的に、「特定のブランドしかできない」「制限がありそう」などマイナスなイメージを持たれがちですけど、実は制作物に制限がない分、自由にブランドを表現できるので幅広いんですよ。

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今年のサマーパッケージデザインを担当。

オンライン・オフラインのコミュニケーションも、インハウスだからこそできる工夫があるのだそう。

BAKEというブランドの世界観や、大切にしている考えを伝えるためのツール全てをデザインするのがデザイナーの仕事。

たとえば、オウンドメディアのキュレーションサイトのリブランディングなども行ないますし、「BAKEの三原則」という大切にしている考え方を表現するために、自社でオリジナルの段ボールをデザインしたり、工場の看板やグラフィック、サインなどのデザインも手掛けました。対消費者だけではなく、社内のコミュニケーションツールまでデザインできるのはインハウスならではだと思います。

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BAKEの工場から発送されるダンボールもオリジナルデザイン

休憩時間には、BAKEのチーズタルトが参加者全員に振る舞われました!

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クリエイティブディレクターが、おむすび屋をはじめたワケ(山角や/水口さん)

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山角や 水口拓也さん

普段はクリエイティブディレクターとして、インテリアやアウトドアメーカーのカタログやWebページ、ショップツールの制作をしている水口拓也さん。サイドプロジェクトとして、「山角や」というケータリングがメインのおむすび屋さんをしています。

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まずは、おむすび屋をはじめたきっかけをお話してくださいました。

撮影現場ではチームワークが何よりも大切で、特に、手作りのものを皆で食べると、チームの表情やモチベーションが変わるんですね。それで、試しに差し入れで手作りのおむすびを持っていたところこれが好評で、それがエスカレートしておむすび屋をやることになったんです。

おむすびとデザイン。一見つながりがないように感じますが、水口さんはどう捉えているのでしょうか?

誰に向けて、どういった狙いで作るのかプランを組んで、そこに写真やデザインをおとしこんで制作をするのですが、実は「山角や」のおむすびも一緒。自分を必要としてくれている所に出店をして、その時おむすびを手に取る人が、どんな人なのか、何があれば喜んでくれるかを考えてメニューを考えます。どちらも「相手を思いやる気持ち」が何よりも大切なんです。

たとえば海外のお客さまをもてなすパーティーでは、ただおむすびを出すのではなく、”日本のソウルフード”であることを伝えるために、日本独自のお漬物や納豆などの発酵食品を具として入れてみたり、出店先の地域に名産物があれば、それをおむすびにしたりしています。

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初対面の人同士でおむすびを結びあうワークショップを開催したり、月に1回スタンドとして出店してみたり。趣味のレベルを遥かに超えて、おむすび屋の活動を広げる水口さん。その道一本では考えられているのでしょうか?

最初は遊び半分ではじめたのですが、気付いたらのめり込んでしまって・・・(笑)本格的に「おむすび屋さん」を仕事にしていきたいなと思うこともあります。ただ仕事って、お金を稼げれば良いのか、やりたいことができれば良いのか。などあると思うんです。いまは売上ではなく、自分の想いをどこまで形にできるかということを考えています。

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おむすびをつくるワークショップも定期的に開催

地域と消費者をつなげ、おいしい体験をつくりだす(ロフトワーク/秋元さん)

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ロフトワーク 秋元友彦さん

官公省庁のプロジェクトを中心にコミュニティ設計やコンサルティング、イベントの企画・運営など、横断的に活躍している秋元さん。今回は食がテーマということで、「だめにんげん祭り」を例にお話しいただきました。

「だめにんげん祭り」は、日本酒好きのメンバーが集まって、みんなで日本の酒蔵を訪ねるツアーをしています。現地にしっかりお金を落として、土地の人と交流をして、楽しむ。24時間酒気帯びの旅ですね(笑)。

手前味噌なんですけど、じつはすごく人気で。参加者のリピート率も高く、日本酒を基軸に東京と地域をつなぐコミュニティが生まれています。

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きっかけは東日本大震災。東京にいる僕らができることって何だろう?と考えたとき、日々の暮らしの延長線上にあるものでなにかしたいと思いました。僕はお酒が好きなので、被災地のお酒と食材を買って、飲み会を開催したんですね。

被災地だけでなく、日本全国で日本酒の酒蔵さんがどんどん無くなっていっていることに気付いて。酒好きの僕らが酒蔵を応援したいと思ったんです。現地にしっかりお金を落として、土地の人と交流をして、楽しむ。24時間酒気帯びの旅を、「だめにんげん祭り」と名付けてはじめました。今では宿泊ツアーや日帰りツアーができて、人気も高いんですよ。

より多くの人に胸を張って参加してもらうために、ブランディングを丁寧にしています。「だめにんげん祭り」の文字は書道家に書いてもらって、絵もちゃんとイラストレーターに発注して作っていて。しかも、「だめにんげん」という名前は僕らが商標表彰登録してるんです。

ここまでしっかりブランディングしているのは、継続することを意識しているから。何をしているのか分からないものよりも、ちゃんとブランドが確立している方が胸を張って参加してもらえると思いました。

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『だめにんげん祭り』のロゴ

これまでのイベントやツアーで800名以上を動員。テレビや新聞にも取り上げられ注目を集め、「だめにんげん祭り」の活動は広まるばかり。人を惹きつけるひみつはなんなのでしょうか?

自分たちがとことん楽しむことを大切にしています。自分たちが1番のファンになると、自然と人が集まって、大きなコミュニティになるんです。こちらからの企画ではなく、参加者が自分ごととしてイベントを始めたり、さらにはその土地の人と一緒にタッグを組んでいく。だめにんげん祭では、「おいしい」を通じて地域コミュニティが強化・進化しているのを感じました。

クリエイティブが、もっと近くに感じられる空間

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セッション終了後は、登壇者も参加書も一緒になって自由に交流していました。デザイナーに直接質問をしたり、ポートフォリオや実際の制作物を手に取ってみたり、参加者同士も出会いがあったりと、大いに盛り上がりました。

クリエイティブを仕事にしている人もそうでない人も、一緒になって同じ空間でコミュニケーションが取れるのは、「Loftwork Portfolio Jam」ならではの面白さ。今回のイベントに参加していた方同士でも、新しい出会いがあったり、自分のプロジェクトへ良いアイデアがもらえたりと様々な化学反応が起こっていました!

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