買い物をちょっぴり楽しく! ドキドキ感あふれるガチャとAIの出会い

  • OVO
  • 更新日:2018/10/15

繰り言ばかりが多くなる年代にとっては昔懐かしく、現代の若者にも人気のガチャガチャ(カプセルトイ)。スーパーなどのはじっこに“鎮座”し、万華鏡やからくり人形など江戸以来の遊び心を今に伝える。何が出るかは硬貨を入れてひねった後のお楽しみ――。時代の流れにつれ、なくなりそうでなくならない秘密は、この“ドキドキ感”と、何かしらは出てくる“安心感”にあるのかもしれない。そんな素朴で一見古臭いガチャガチャと現代最先端のAI(人工知能)がマーケティングの舞台で“出会った”のが、消費者を小売店に誘導するインターネット上のサービス「ガッチャ!モール」。「解剖台上のミシンと傘の偶然の出会いのような」(ロートレアモン伯)組み合わせ。利用者がスマホ上のガチャガチャを回すとスーパーやドラッグストアなどのクーポン券が出てくる仕掛け。獲得したクーポン券をスマホ画面で実際の店舗に示せば割引価格で希望商品を購入できる。高額商品と異なり、生活必需品の購入は忙しい毎日の中でどうかすると義務的な一コマに堕してしまうが、「ガッチャ!モール」は、そんな味気ない買い物に「リアルガチャ」同様のドキドキ感をちょっぴり加えることを狙っている。さらに消費者の「ガチャ行動」(どの店のガチャを回し、ゲットしたクーポン券を実際にどの程度使ったかなど)の蓄積データをマーケティングに活用。膨大なデータをAIでふるいに掛け、各利用者の消費行動を解析する。店舗側の効果的な商品展開やクーポン割引率決定の判断材料などに使われる。「ガッチャ!モール」を共同展開するコールセンター大手トランスコスモス(東京)とIT企業グランドデザイン(同) によると、活用店舗数は現在およそ2万店。利用登録者数は1040万人。台湾やタイでも同じサービスを実施している。

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