探し物が見つからない!物体を透明にする方法が発見される(イスラエル研究)

探し物が見つからない!物体を透明にする方法が発見される(イスラエル研究)

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  • 更新日:2017/11/22
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イスラエルの科学者が光を拡散させて物体を見えなくしてしまうステルス技術の理論を考案した。

その”ステルスマント”は物体周囲の波長を拡散する。そうすることで対象を完全に我々の目から覆い隠すことができるのだ。

物質を見えなくしてしまう透明マント

イスラエル、ネゲブ・ベン=グリオン大学の科学者は、その理論を実証するためにプロトタイプの作成に取り掛かろうとしているところだ。成功すれば、ステルス機のレーダー吸収塗装、光学迷彩、赤外線探知の防止、電磁波拡散といった軍事目的で利用されることだろう。

研究チームを率いるアリナ・カラブチェフスキー博士は、「光学チップに搭載したマントで、物体周囲の光を曲げられることを証明しました」と話す。博士によると、光が物体と干渉しなくなるため、まったく見えなくなるのだという。

Nature Scientific Reports』に掲載された研究では、ステルス物質の表面に置かれた物体周囲の光が曲がる具体的な仕組みが説明されている。その物体は赤外線センサーやレーダーなら検出できるが、肉眼ではまったく見えなくなるだろう。

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image credit:Scientific Reports

この理論はメタマテリアルの研究が基礎にある。光が物体を照らす時の相互作用に着目し、それを制御するのである。通常、光が素材物質に当たると、その経路は偏光する。しかしメタマテリアルの場合、光は屈折する。

この仕組みは米エネルギー省が透明な”スキンクローク”を開発した時にも用いられた。スキンクロークは物体のサイズに同調して、検出されないよう隠してしまう。

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image credit:Berkeley Lab/UC Berkeley

2015年に開発されたこの装置の効果はミクロレベルの話だったが、現在もっと大きな物体でも隠せる改良版が開発中だ。

科学者は今後もX線、赤外線、光波を用いた実験で、光と物体の相互作用を研究し、その限界を引き上げる方法を探る予定だ。

via:eurekalert/phys/sciencedailyなど/ translated by hiroching / edited by parumo

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