のん「世界ツアーが目標」“創作あーちすと”の原点とは?

のん「世界ツアーが目標」“創作あーちすと”の原点とは?

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  • 更新日:2018/01/12
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過密スケジュールが続く。「睡眠は4時間でも平気です。たまの休みに5度寝しますから」と笑ってみせた。赤のパンツ2万円、ポエム&ローゼズフリルブラウス白2万2000円、すべてKiwandaKiwanda(撮影・門間新弥)

「ギター、けっこう間違えたけど(笑)、みんな楽しんでますかー!?」

昨年12月28日、東京・恵比寿。ホールを埋めた観衆にのん(24)は笑顔で語りかけた。

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全身金ピカのタイツに金のミニスカ。赤いマントを翻し、ギターをかき鳴らす。大声援の中、前のめりでマイクに向かった。

従順にはなれない

私の心は生きてる

お気に入りの靴で

ジグザグに歩いたっていいじゃない

自作曲「ストレート街道」から、彼女の今の思いが伝わってくる。

2017年は「新しいことにたくさん挑戦できた年」だった。声優として主演を務めたアニメ映画「この世界の片隅に」は大好評で、菊池寛賞を受賞した。アクションペインティングの写真集の出版、ファッションブランドのデザイン、音楽レーベルの設立、CDデビュー、朗読劇……活動の幅は一気に広がった。

「やりたいことはやっていいんじゃないかという気持ちがむくむくと湧いてきたんです。限りなく自由に、楽しいことなら何でも挑戦したい。それを応援してくださる方と一緒に楽しもうという気持ちですね」

邪気のない笑顔でそう話す。彼女が自任する肩書は「女優、創作あーちすと」。そのココロは……。

「もっと自由度がはちきれていけたらいいなと思って、新しい肩書をつけたんです。『芸術家』や『アーティスト』だとなんだかハードルが高そうな気がするので、平仮名にして、おとぼけ感を出しました」

──どの活動を軸に?

「全部メインです」

──肩書は一つという固定観念を破ろうと。

「ぜんぜん(笑)。のんが好奇心旺盛なだけで、もっとおちゃらけた感じです」

──こうあるべきという周囲の目に抗おうと……。

「別に抗ってないけど、客観的に見ると、私は問題児ですね(笑)」

質問攻めにしてみた結果、彼女の活動を規定しているのは「自由」と「好奇心」。その言葉の源泉は出身地にありそうだ。

生まれ育った兵庫県神河町は、田畑が広がる中山間地。「のんがのんたるところは、ここで育ったから」。中学までを過ごした。

「サルやイノシシが出るような自然の中で自由に遊んで、わんぱくに育ちました。冒険をしたり秘密基地を作ったりしていました。近所の柿を袋いっぱい勝手にとって、親にお尻をたたかれたり、田んぼに入って靴をなくしたり」

笑いながらこう続けた。

「子どもって、好奇心が抑えられずに悪いことしちゃうじゃないですか。純粋におもしろいな、楽しいなって。自分の行動力とか、向こう見ずな性格とか、怖いもの知らずのところは、自然いっぱいの町で育まれたように思います」

音楽との出会いも神河町にあった。町役場の「おじさん」が公民館にいろんな楽器を置き、子どもたちに自由に使わせ、教えてもいた。小6のときにそこでギターを触ると、すぐにのめり込んだ。中学生になると、毎日のように通い、仲間とバンドをつくった。

「最初はボーカル。でも、そのおじさんが『バンドの華はギターだ』っていうので、途中からギターに。目立ちたがり屋だったんです。大塚愛さんの『さくらんぼ』とか、フィンガー5の『学園天国』などをコピーしていました」

バンドをきっかけに矢野顕子や忌野清志郎といった先達の歌い方、弾き方、そして生き方を知った。CDデビューは昨年だったが、音楽のキャリアは10年以上あるのだ。

「創作あーちすと」の18年は音楽で始動した。1月1日、2作目のシングル「RUN!!!」を発売。編曲したのは、「あまちゃん」のテーマ曲を手がけた大友良英だ。春には初のアルバムを出す予定もある。

「アルバムを出したら、ツアーもしたいですね。大きな夢ですが、世界ツアーを目標に掲げているんです」

瞳をキラキラさせ、そう語る。朝ドラで全国のお茶の間の人気をさらった、あの笑顔である。そのとろけるような微笑みをもっともっと多くの人に届けてほしい。

──女優業も今後……。

「私、女優なので!(笑)」

彼女がメインストリームに戻ってくるのを心待ちにする潜在的なファンは全国津々浦々にいる。そんな人たちの期待にも応えてくれそうだ。このほど企画が発表された映画「のんたれ」もその一つ。彼女自身が演技だけでなく、監督、編集、脚本を担う。公開時期は未定だが、今年中に動画配信される予定という。

平成最後となる今年、25歳を迎える。昨年まいた多種多様な種が芽を出し、大きく枝葉を広げるビッグ・イヤーとなるか。

「すごいですね、圧が(笑)。ヤバい。25歳になるというのに危機感がないってのはダメなんですかね。うん、じゃあ危機感を持つということを目標に掲げます(笑)。今が思春期だと思っていますので、今年は成人できるようにがんばります(笑)」

(構成/本誌・吉崎洋夫)

※週刊朝日  2018年1月19日号

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