照強が新十両、震災当日に淡路島生まれの関取最小兵

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2016/12/01

日本相撲協会は11月30日、福岡国際センターで初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、照強(てるつよし、21=伊勢ケ浜)、力真(りきしん、21=立浪)、坂元改め大奄美(だいあまみ、23=追手風)が新十両に昇進した。関取最小兵の168センチ、112キロの照強は、阪神・淡路大震災が起きた95年1月17日に被害が大きかった兵庫・淡路島で生まれた。震災から22年の初場所10日目を念願の関取として迎える。再十両は若乃島(32=芝田山)と希善龍(31=木瀬)。

福岡・太宰府市内で行われた会見で照強は堂々としていた。「復興に向けて頑張った、神戸や関西地区の人たちの姿を見て、自分も負けじと頑張ります」と、はっきりと口にした。物心ついた頃には街の復興が進んでいた。しかし、報道など通して震災の被害を知り、震災に負けじと頑張る人たちから勇気をもらったという。11年春場所で幕下に上がった後、三段目に2度落ちるなど4年半以上を要したが腐らなかった。

豪風の身長171センチ、石浦の体重114キロを下回る関取最小兵。小さな体で勝つため、ジムに通った。部屋でも1番の稽古熱心で、多いときは1日で100番取る。入門7年で悲願の関取になったのは猛稽古のおかげ。伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「これからは猛、猛稽古。幕内、三役を目指して、今までやってきた以上をしないといけない」とハッパをかけた。

震災から22年となる初場所10日目には「勝ち越せれば」と、関取初勝ち越しを狙う。十両宇良や幕内石浦との小兵対決に向けては「直接対決の時は、土俵を沸かせられる相撲を取りたい」と意気込んだ。「幕下に戻らないため」と黒いまわしは捨てた。強くなって多くの人に光を照らして欲しい-。しこ名の由来に負けじと、小兵が大暴れする。【佐々木隆史】

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