えっ、“そんな場所”で......!? 江戸時代、男女が愛し合っていた「場所」とは?

えっ、“そんな場所”で......!? 江戸時代、男女が愛し合っていた「場所」とは?

  • マイナビウーマン
  • 更新日:2016/10/17
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江戸に詳しすぎるタレントとして活躍する、堀口茉純さんが9月15日に『江戸はスゴイ』
を発売しました。同書の魅力はなんといっても「分かりやすく、おもしろい」ことだとか。

そこで日本史のテストはいつも50点以下! 苦手な科目は「日本史」だったマイナビウーマン編集部の梅津が読んでみることに。きっと眠くなってしまうんだろうな~と思っていたのですが、ページをめくると当時の絵画史料のほか、著者が書き下ろしたイラストや4コマ漫画がふんだんに掲載されており、とっても楽しく一気に読めちゃいました。

読み終わってみて、もっと江戸のことを知りた~いと思ったので、堀口さんに同書に書かれていなかった江戸のアレコレについて聞いてみました!

■ 江戸時代にもラブホテルはあった?

梅津:
今で言う「ラブホテル」は江戸時代にあったのでしょうか?

堀口さん:
ありますよ! ただ当時はラブホテルではなく、「出会い茶屋」とか、「待ち会い茶屋」と呼ばれ、カップル用に座敷を貸し出すスタイルでした。主な利用者として普通のカップルはもちろん、外でおおっぴらに会えない訳ありカップルの密会場所にもなっていたようです。ただお金がない若者の場合は、当人同士の了解が取れていれば女性が自宅の寝室のカギを開けておいて、男子が夜這いを……というようなこともあったと言います。

梅津:
当時の女性は大胆だったんですね!

■知性と落ち着きがある女性がモテた!

梅津:
江戸時代に人気を博した花魁として、勝山と万治高尾が同書で紹介されましたが、当時どういう女性がモテたのでしょうか?

堀口さん:
勝山は身長がすらりと高く、はかま姿で腰には木刀をさしていたという男装の麗人です。今でいう宝塚の男役トップスターのような存在でした。また、勝山髷、丹前(どてら)、外八文字など、江戸時代のスタンダードになる風俗文化を多数生み出した創造力も彼女の魅力ですね。

万治高尾はすっぴん美人。意外かもしれませんが当時(江戸時代初期~中期)の花魁は厚化粧せずほぼすっぴんで接客していたので、美肌は最大の武器だったんです。また気に入らない客は大名であろうと容赦なく振る「芯の強さ」も男性から人気の要因だったようです。最後は振った大名に逆恨みされて殺されてしまったとも伝えられている彼女ですが、その悲劇性すら魅力です。

さて、そんな2人が “太夫”という吉原のトップ花魁の地位に上り詰めることができたのは理由があります。太夫には大名や上級武士と言ったハイクラスな顧客と対等に分かり合うだけの教養と、金になびかず権力に媚びない凜とした性質が求められるのですが、2人にはそうしたものが備わっていたんですね。

まとめると知性と落ち着きがあり、「自分はこう」というポリシーを持った女性がモテたという事です。現在人気のおバカキャラでは、残念ながら全くモテなかったといえるでしょう。

■江戸でモテた職業ベスト3!

梅津:
同書には江戸でモテた職業として「江戸三男」についても紹介していますね。それぞれどんな職業なのかくわしく教えてください!

堀口さん:
モテにこだわりますね(笑)! まずは奉行所の「与力」から。彼らは町奉行の下で働く武士です。彼らがモテた最大の理由は「エライのに、エラぶらない」事です。髷はカジュアルな印象になる小銀杏に結い、べらんめぇ口調で気さくに話し、庶民の生活に溶け込んでいました。

給料以外の役得もあって経済的には相当豊でした。一方で犯罪者と接する機会が多かったため“不浄役人”と呼ばれ、ほかの武士から差別されてた面もあります。こういうビミョーに不憫な立場がより庶民の同情を集め、親近感を持たせていたようです。

続いて「町火消」。今で言う消防士さんですね。火事と喧嘩は江戸の華という言葉の通り、火事場をエンターテイメントとして楽しんでいた節がある江戸人たちにとって、彼らは人気アイドルグループにも引けを取らない存在でした。

当時の消火活動は破壊消防といって、火元の周りを壊して延焼を防ぐ手法をとっていたのですが、命の危険を顧みず、ガシガシと建物を壊してゆく男らしい姿に女子はときめいたようです。

最後は人気スポーツ選手である「力士」。当時の相撲は一場所晴天10日間の興行で、年二場所制。「一年を 二十日で暮らす いい男」という川柳の通り、実働20で年俸を稼ぎ出す力士たちの暮らしぶりは庶民の憧れでした。

また、相撲は当時、基本的には男性しか観戦できなかったため、より硬派な印象もあったのでしょう。強くて硬派で、なおかつお金を持っている!これで女性からモテないはずがありませんよね。

<江戸時代にモテた職業ベスト3>
★与力(町奉行の下で働く武士)
★町火消(消防士)
★力士(相撲)

遠い昔すぎて、自分には関係ないと思っていた「江戸」。しかし、当時について知れば知るほど、今の私たちにも通じることがたくさんあるんだなと、グッと親しみがわきました! 年号だと覚える気もしなかった歴史ですが、当時のモテや恋に焦点を当てるだけでこんなにも知識欲が刺激されるのですね(笑)

次回は、アラサー女子であればみんな気になる「江戸時代の婚活事情」について堀口さんにお聞きします! お楽しみに!

(取材・文/マイナビウーマン編集部 梅津千晶)

>>次回「江戸時代の婚活事情」につづく

■『江戸はスゴイ』(PHP研究所)

■お話を伺ったのはこの方!

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堀口茉純さん

明治大学文学部演劇学卒業。在学中に文学座付属演劇研究所で演技の勉強、日本舞踊(若柳流)、殺陣の稽古を始め、大学卒業後に『八州廻り桑山十兵衛』で時代劇デビュー。以降女優として舞台やテレビドラマに多数出演する。2008年に江戸文化歴史検定一級を最年少(2015年現在も最年少記録保持者)で取得すると、「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ルほーりー」として注目を集めバライティ―番組に出演して歴史好きのアイドル的存在に。歴史タレントとしては勿論、執筆、イベント、講演など活動の幅を広げ、2011年初の著書となる『TOKUGAWA15~徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本~』を出版。歴史書籍としては異例のロングセラーとなり、同作を元に作成したfacebookアプリTOKUGAWA15判定が35万いいね!を獲得。2013年には舞台化し、原作者として監修、出演を果たした。これ以降も江戸をテーマにした作品を上梓し続けている。近年では浮世絵を使った江戸の史跡ガイドが幅広い年齢層に支持を受け、大人の休日倶楽部、ANAスカイホリデー、はとバスなどで "堀口茉純といくお江戸散策ツアー" を行うなど、歴史の水先案内人として東京⇔江戸の魅力を発信している。なお、私生活ではアニメ・漫画オタクである。

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