【浪速風】“七変化”紫陽花の季節だけに...「米朝や昨日の敵は今日の友」変わり身の早さよ(6月13日)

  • 産経ニュース
  • 更新日:2018/06/13

正岡子規は「紫陽花(あじさい)やきのふ(昨日)の誠けふ(今日)の嘘」と詠んだ。梅雨空の下に咲くアジサイは「七変化」と称されるように花の色が変わる。「移り気」の花言葉でも知られる。トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の初の首脳会談では、政治家の変わり身に驚かされた。

▼ついこの間まで、北朝鮮は核とミサイルで「火の海にする」と恫喝し、米国は「あらゆる選択肢がテーブルにある」と軍事的制裁をにおわせていたのに。にこやかな握手を見て、「米朝や昨日の敵は今日の友」の下手な句が浮かんだ。「歴史的会談」のシナリオはおそらく、事前の打ち合わせで決まっていたのだろう。

▼「朝鮮半島の非核化」を約束した合意文書を世界は歓迎するが、完全廃棄を見届けるまで安心はできない。それに日本人拉致問題が解決していない。まだ制裁を緩めるわけにはいかない。万葉集にある大伴家持(おおとものやかもち)の歌は、アジサイを人を欺く不実なものに例えている。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

国外総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
将来を悲観して無理心中か 女性と5歳障がい児の遺体が崖下から発見(英)
フォードとヴァン・ギッティンJr.が、イーグル飛行中隊を称えた「イーグル スコードロン マスタング GT」を製作
ロバート・デ・ニーロに完敗、恥さらしたトランプ
衛生悪化、下痢に苦しむロヒンギャ難民......日赤医師が語る難民キャンプの今
世界で最も謎のベールに包まれた「影のサミット」西側の権力者が世界の行く末を決定する「ビルダーバーグ会議」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加