平野とホワイトの異次元エアが描くスポーツの理想像

平野とホワイトの異次元エアが描くスポーツの理想像

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2018/02/15
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高いエアを決める平野(撮影・黒川智章)

スノーボード男子ハーフパイプ決勝は、まるで世界最高峰のサーカスを見ているようだった。だからサーカスの観客気分で大トリのショーン・ホワイト(米国)にも、私は最高のパフォーマンスを期待した。平野歩夢のメダルの色を左右する最終演技。もちろん日本の19歳の金メダルを強く願っていたが、主役の異次元技だって見たい。愛国心むき出しで観戦してきた、これまでの五輪競技とはちょっと違う気持ちになった。

ホワイトに最後の演技で逆転され、わずかな差で金メダルを逃した平野は、「楽しかった。ホントに。今までイチ(一番)の大会だったんじゃないかな」と、まずは達成感を口にした。ホワイトも「平野をとても誇りに思う」とライバルをたたえた。選手たちはお互いに敬意を払い、心底楽しんでいたのが分かる。試合後の光景も心地よかった。

五輪競技に採用されて20年。技の進歩は加速して、危険と隣り合わせになった。この日も戸塚優斗が壁の縁に落下、腰をしたたか打ち付けて病院に搬送された。ホワイトも昨年10月、練習中に顔を62針も縫う大けがをしている。平野も同3月の大会で肝臓損傷の重傷を負っている。素晴らしい競技だが、親として子供にはやらせたくない。その気持ちもサーカスを見たときと同じだった。【首藤正徳】

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