心筋梗塞になる確率が6割増すヤバいかさぶた、医者に「一生治らない」と言われ...

心筋梗塞になる確率が6割増すヤバいかさぶた、医者に「一生治らない」と言われ...

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2019/11/15

体調不良のちょっとやそっと、中年だからと放置しているといつしか大病に直結する。しかも、中にはとてつもなく凶悪な病に発展していたというケースも! そんな、中年が油断しているとシャレにならない病気のなかから「皮膚炎」と「汗問題」を紹介。

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◆「皮膚炎」このかさぶたが出たら心筋梗塞になる確率6割増!

「乾癬(かんせん)」とは、全身の皮膚が赤く盛り上がり、ボロボロと落ちる皮疹ができる疾患である。頭や髪の毛の生え際、肘、膝、腰など擦れやすい部分に生じる傾向がある。ある日突然罹患したという男性(47歳)は「何をやっても治らず、大学病院にまで行ったのに『一生治らない』と言われて……」と肩を落とす。

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【乾癬】腕に巨大なかさぶたができ、脚の皮膚全体も覆われた男性患者(47歳)。「病院では『一生付き合っていくしかない』と言われました」

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皮膚科専門医の園田広弥氏は、次のように話す。

「乾癬の怖さは、単なる皮膚炎ではなく、内部疾患の表出であるという点。乾癬が出た時点で、体の中にも疾患が生じています。ただ、症状が典型的でない限り、適切な診断がなされないケースもある」

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園田広弥氏

フケがやけに増える、赤い湿疹ができポロポロと皮が剥けるなどが兆候だが、初期は単なるかさぶたとして処理されることも。放置した場合、糖尿病にかかるリスクが1.71倍、脂質異常症が2.73倍、高血圧2.03倍と、メタボになるリスクが高まる。

また、進行した場合「心筋梗塞になるリスクが58%増大、寿命が6年縮むと報告されています」ともいう。乾癬で生じる炎症性サイトカインが動脈硬化を促進するためだ。たかがかさぶたと放っておくと、命にかかわってしまうのだ。

また、10~30%が関節痛を伴い、園田氏が診た中で最も重いのは「関節が変形してボロボロになっていた」例。関節から骨が破壊され変形や湾曲、爪の変形などが生じる。また、見た目の問題からもQOLが下がり、IFPMA(国際製薬工業連盟)のデータによると患者の62%がうつ症状にあるとしている。

免疫異常に環境ストレスが加わることで発症するといわれているが、原因は特定されてない。予防法も特にないが、内部疾患と相関しているため生活習慣の健全化が逆説的な対策といえるだろう。

罹患した場合は、外用、内服、注射(生物学的製剤)や光線療法で治療を行う。

「特に、注射は高い確率で効果が出る。適切に効けば、症状を抑えることが可能。肥満を解消することで、他の合併症が軽減され乾癬の改善に繋がることもあります」

皮膚の異変を感じているご仁は、専門医を尋ねるべし。

▼乾癬のリスク

糖尿病、脂質異常症、高血圧、虚血性心疾患(心筋梗塞など)のリスクが増大。関節、骨、爪などの変形とうつ病の可能性も

▼予防法

メタボリックシンドロームが原因の一つとされるため、肥満を回避することが重要。嗜好品をやめ、刺激の少ない食生活を

【園田広弥氏】世田谷そのだ皮膚科院長

皮膚科医、がん治療認定医、世田谷そのだ皮膚科院長。筑波大学医学部卒業後、東京大学医学部付属病院、がん・感染症センター都立駒込病院など国内最高峰の皮膚科診療機関で従事

◆汗は出すぎても、出なくても危険!

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局所多汗症の場合は、加齢や生活習慣とは関係がない遺伝病。顔・脇・手・足から異常な量の汗が出る

汗をかきすぎる病気である多汗症。全身性と局所性の2つがあり、局所多汗症の場合は顔・手・足・脇の4か所からのみ異常な発汗をし、まさに「びしょ濡れ」の状態となる。多汗症治療の世界的権威である山本英博氏によると、「脇の汗だけが多い・手と足の裏の汗が多い・顔と脇の汗が多い、この3パターンがあります」という。

局所多汗症は先天性。

「4~5歳頃に親が気づいてわかります。小学校に入る時にはほぼ全員発症しています。医科歯科大学が調査したところ、手と足の多汗症は2.79%、脇の多汗症は5.75%の人が罹患しており、割合としてはクラスに1人程度。発症率は盲腸の5倍です」

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山本英博氏

これほど罹患者が多いのに意外と知られていないのは、学校や職場でのいじめを恐れ、徹底的に隠す人が多いからだという。多汗症は生活に支障を来すだけでなく、人間関係に臆病になったり仕事が続かないなどの「生きづらさ」と結びついているのが現状だ。

また、単純に病気が原因となっていることもある。日本皮膚科学会ガイドラインでは全身性多汗症の原因に循環器疾患、感染症、悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症、低血糖、パーキンソン病などを挙げている。局所性では、脳梗塞や不安障害なども潜んでいるとしている。

一方、中年の場合、一般的には汗をかかなくなることが危険だという。

「中高年は年齢や外傷で汗腺と神経の繋がりが切断されたりうまくいかなかったりする。皮膚自体は強い臓器なので、年を取っても汗腺自体が衰えて汗が出ないということはあまりない。そうではなく末梢の血管が詰まり、神経が機能しなくなるんです。汗が出なくなったということは血管が詰まって自律神経が働かなくなっているということです」

血管が詰まるということは脳梗塞や動脈硬化、糖尿病など生活習慣病が顕在化し始めたサイン。最近、汗が出なくなったというご仁は要注意である。

【山本英博氏】山本英博クリニック院長

医学博士、呼吸器外科指導医。国立がんセンター呼吸器外科、国立療養所兵庫中央病院呼吸器外科医長などを歴任後、山本英博クリニックを開院。局所多汗症を完治させる手術を開発

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[実はヤバい「中年の病気」]―

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