もっと前から欲しかったiOS 13の新セキュリティ機能

もっと前から欲しかったiOS 13の新セキュリティ機能

  • TechCrunch
  • 更新日:2019/07/21

あとほんの数週間後には、Apple(アップル)の高い人気を誇るiPhoneソフトウェアの13番めのメジャーリリース、iOS 13が正式に登場する。それと同時に、iPhoneやiPadの新モデルも発売されるだろう。後者のOSは、それにふさわしいiPadOSと改名された。すでにここ数週間に渡って、iOS 13を試してみる機会を得た。ここでは、セキュリティとプライバシーに関する機能に絞って、何が新しいのか、それはどのように動くのか、というあたりを見ていこう。

いずれも知っておくべきことばかりだ。

ユーザーの位置を追跡するアプリについては通知が表示される

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どのアプリが自分の位置を追跡しているのだろう、と疑問に思ったことはないだろうか? もう大丈夫だ。 iOS 13は、バックグラウンドでユーザーの位置を追跡しているアプリについて、定期的に通知を表示するようになる。その通知は、最近どのアプリが、何回、ユーザーの位置を確認したかを、折に触れて知らせてくれる。その際には、確認された位置を示す地図も表示される。通知のダイアログに配置されたボタンによって、そのアプリがユーザーの位置を追跡することを「常に許可」したり、逆に追跡を制限することもできる。

アプリによる現在位置の確認を1回だけ許可できる

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どのデータへのアクセスを許可するか、ということをより細かく設定できるようにする機能として、iOS 13は、アプリに位置情報へのアクセスを1回だけ許可することができるようになる。以前は、「常に許可」、「許可しない」、「使用中のみ」というオプションがあった。これでは、許可する場合、アプリを使用中にはリアルタイムの位置情報収集を許可することになってしまう。これからは、実際に使用するたびごとに、アプリのアクセスを許可できるようになる。プライバシーが気になる人には嬉しい機能だ。

Bluetoothにアクセスしようとするアプリを拒否できる

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Bluetoothにアクセスしようとするアプリも、ユーザーの同意を求めるようになる。アプリはBluetoothを使用して、フィットネスバンドやスマートウォッチなどのガジェットに接続することができる。しかしその状態では、ビーコンと呼ばれるBluetooth対応の追跡デバイスを利用した位置の追跡が可能となっている。そうしたビーコンは、普通の店舗からショッピングモールまで、いたるところに置かれている。それにより、ユーザーのデバイス固有のBluetooth識別子を取得し、ユーザーの物理的な位置の移動情報をつかむことができる。そうして、ユーザーがどこに行って何をしたかを、だいたい把握できる。これはたいていターゲティング広告に使われる。明らかにその必要がないと思われるアプリのBluetooth接続を拒否することは、プライバシーの保護に有効だ。

「探す」アプリが統合され、オフライン追跡が可能に

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これまでの「iPhoneを探す」と「友達を探す」が、1つの「探す」アプリに統合され、オフライン追跡も可能となる。これまでは、たとえばMacBookをなくした場合、そのデバイスが最後にWi-Fi接続した場所を頼りに探すことしかできなかった。これからは、行方不明になったデバイスはBluetoothを使って固有の識別子を発信する。その近くにあるiPhoneや他のApple製品は、携帯電話の電波を使って、そのデバイスの位置情報をAppleのサーバーに安全にアップロードする。その位置データは暗号化され、匿名化されているので、行方不明になったデバイスの所有者以外には、Appleも含めて、位置情報が知らされることはない。

アプリは連絡先に含まれるメモを盗み見できなくなる

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Appleは「連絡先」についても引き締めを図ろうとしている。これまでも、連絡先にアクセスしようとするアプリは、その前にユーザーの許可を求めてきた。しかしいったん許可されたアプリは、連絡先の項目の中に書いた個人的なメモにもアクセスすることができていた。もしそこに、自宅のアラームコードや、テレフォンバンキングの暗証番号などが書いてあったら、それも読まれてしまうのだ。今後は、連絡先へのアクセスを許可されたアプリも、個々の項目にある「メモ」の内容を見ることができなくなる。

「Appleでサインイン」すると、リレー専用メールアドレスが使える

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これは、もうすぐiOS 13で使えるようになる新機能の中でも特にすごいと思えるもの。Appleの新しいサインイン機能を使えば、ユーザーはアプリやサービスに1タップでサインインすることができる。その際に機密やプライバシーに関わる情報を引き渡してしまう心配はない。どんなものにせよ、サインインを必要とするアプリは、必ず「Appleでサインイン」のオプションを有効にしなければならない。その際ユーザーは、自分の本物の電子メールアドレスをアプリの会社に伝えるか、個人に割り振られた「リレー」電子メールアドレスを代わりに伝えるかを選択できる。後者の場合、ユーザーの本物のアドレスを隠すことができ、アプリはAppleが個別に生成したアドレスしか知ることができない。Apple自体は、ユーザーのデータを収集しないとしているので、これはかなりプライバシーを重視した方策となるだろう。この機能は、AndroidデバイスやWebサイトを含む、あらゆるデバイスでも使える。

未知の発信者からの電話の呼出音は鳴らさない

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迷惑通話を撲滅するのに有効な手段も提供される。iOS13では、未知の発信者からの電話は自動的に留守電状態にすることができる。連絡先に登録されていない番号からの電話は、すべて未知の発信者とみなされる。

写真から位置情報のメタデータを取り除くことができる

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iPhoneは、写真を撮るたびに、撮影された場所の正確な位置情報を写真ファイルのメタデータとして保存する。しかしその情報から、ユーザーの自宅や勤務先など、機密性が求められる個人の位置情報が明らかになってしまう場合もある。通常、iPhoneで撮影した写真をSNSやその他のサービスで共有する場合、いちいち位置情報のメタデータを削除したりはしない、という人が多いだろう。これからは、それも簡単にできる。数回のタップで、位置情報のデータを削除してから写真を共有できるようになる。

Safariも優れたアンチトラッキング機能を装備する

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Appleは、クロスサイトトラッキングや、ブラウザのフィンガープリンティング防止機能など、新しいトラッキング防止技術を、純正のSafariブラウザ上で進化させ続けている。こうした機能により、広告が複数のウェブサイトにまたがってユーザーを追跡することは、かなり難しくなっている。iOS 13では、クロスサイトトラッキング防止機能がデフォルトで有効になる。ユーザーは最初から保護されることになるわけだ。

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画像クレジット:Apple/YouTube

[原文へ]

(翻訳:Fumihiko Shibata)

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