「大井監督と甲子園へ、そして全国制覇へ」日本文理(新潟)の戦力を徹底分析

「大井監督と甲子園へ、そして全国制覇へ」日本文理(新潟)の戦力を徹底分析

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  • 更新日:2017/08/15

「逆転の文理」の伝統は今年も健在

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川村 啓真(日本文理)

強力打線と、最後まで諦めずに終盤まで粘る「逆転の文理」の伝統は今年も健在。準決勝を含めそれまで戦ってきた5試合全て5点差以上の大差をつける一方、夏の大会3連覇を狙う中越との決勝では、終盤に逆転される苦しい展開。だが、逆転を許した直後にすぐに同点に追いつき、主砲・川村 啓真(3年)のツーランで勝負を決めた。

身長160mと小柄ながら、新潟大会好調だった1番・飯田 涼太(3年)が出塁し、3番・川村、4番の松木 一真(3年)という勝負強いクリーンアップが返せるかが鍵になりそう。またこれ以外にも、小技もできるキャプテン・笠原 遥也(3年)や、決勝でタイムリーを放ったエース・稲垣 豪人(3年)のバッティングの状態もいい。また、新潟大会決勝でも代打で貴重な犠飛を放った長打力が魅力の永田 翔也(3年)がベンチに控えるなどタレントがそろう。

1度つながりだしたら止まらず、ビッグイニングを作る破壊力がありながら、一方で打線に火が付くのが遅いという春の大会の印象だったが、夏の大会での戦いを見る限りで一皮むけたように感じる。

実力派が揃う強力投手陣

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稲垣 豪人(日本文理)

準優勝した2009年は伊藤 直輝(現・ヤマハ)、ベスト4に進んだ2014年は飯塚 悟史(現・横浜DeNAベイスターズ)という絶対的エースを擁し勝ち進んできたが、今年の日本文理は投手陣の層が厚い。中でもエース・稲垣 豪人(3年)は、140km/hを超える直球と変化球を丁寧に低めに集めるピッチングが魅力。春の大会ではゲーム終盤に抑えとして出てくるケースもあったが、今夏は主に先発としてゲームを作った。

この稲垣とともに、先発として春、夏の日本文理の屋台骨を支えたのが2年生左腕の新谷 晴(2年)。130km/h中盤のストレートとコーナーに投げ分ける制球力が魅力で、安定感があり試合をキッチリ作る。

新谷と同じ2年で、入学以来大きな期待を集めてきたのが鈴木 裕太(2年)。入学以来度重なるケガでその実力を発揮できなかったが、今夏見事に復活。MAX148km/hとも言われる重い速球が武器に日本文理のブルペンの一角を担う。この3人以外にも、右の本格派・西村 勇輝(3年)、横手投げの原田 航汰(3年)もおり、強力投手陣を形成している。

30年以上にわたって日本文理を指揮。2009年に全国高校野球選手権大会準優勝、2014年にベスト4進出と、日本文理を全国屈指の強豪に育ててきた名将・大井道夫監督がこの夏限りで勇退。「大井監督と甲子園へ。そして全国制覇へ」をモチベーションに、昨秋、今春、今夏の大会で優勝し、県内の公式戦では負けなしの「完全優勝」で甲子園に乗り込む日本文理ナイン。名将、最後の夏から目が離せない。

(取材・文=編集部)

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