「日本の平和憲法を模範に」 宗像でマレーシア首相 「戦争放棄」評価、採用に意欲

「日本の平和憲法を模範に」 宗像でマレーシア首相 「戦争放棄」評価、採用に意欲

  • 西日本新聞
  • 更新日:2018/08/08

マレーシアのマハティール首相(93)は7日、「第15回日本の次世代リーダー養成塾」の講義のために訪れた福岡県宗像市で、戦争放棄を明記した日本国憲法について「戦争に加担しないという模範にすべき平和憲法。マレーシアの憲法にもこの条項を加えたい」と述べた。マハティール氏が、自国憲法の平和条項について言及するのは初めて。

今年5月、15年ぶりにマレーシア首相に返り咲いたマハティール氏は講義後、報道陣に首相としての課題について「日本には自衛の手段がある模範にすべき平和憲法がある。これをマレーシアの憲法にも取り入れたい」と話した。時期については「できるだけ早い時期」とした。

マハティール氏は、経団連主催で宗像市で毎年開かれる同塾に2004年の初回から講師として参加。毎回、戦争の悲惨さや平和について若い世代に語り掛けてきた。今回の講義では、予定の1時間を30分以上超過して熱弁を振るい、日本とアジアの計186人の高校生を前に「大国が兵器を開発し、その実験が小国家間で行われ、戦場がつくられる。一番の解決策は各国が軍事費を削減し、戦争を避けることだ」と力強く語った。

長崎市で被爆し昨年8月に亡くなった谷口稜曄(すみてる)さんとも交流があり「日本は核兵器が使われた世界唯一の国であり、その破壊性を十分に理解している。人類を滅ぼす力を持つことを知れば、核兵器は使用できないはずだ」と訴えた。

マハティール氏は6日に福岡空港に到着。9日まで日本に滞在し、福岡、大分両県を訪問する。

=2018/08/08付 西日本新聞朝刊=

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