白ワインと魚料理のミスマッチには理由があった!

白ワインと魚料理のミスマッチには理由があった!

  • @DIME
  • 更新日:2017/08/12

近頃、若者の間でじんわりと流行っている工場見学。身近な製品の裏側や製造過程をのぞくことで、探究心もくすぐられるし知識欲も満たしてくれる、有意義な趣味として人気です。

そこで、一般公開を一切しないという伝説の「メルシャン藤沢工場」へみなさんに代わり潜入して参りました。敷居が高くなく、気軽に手を出せるワインとして定評のある、あのメルシャンであります。

そして、メルシャンとキリン ワイン技術研究所の連携研究によって生まれた“フードマッチ製法”とは何ぞや! という疑問まで触れていきます。

【メルシャンは藤沢で何をやっているの?】

No image

なんとメルシャンワインの90%をココ藤沢工場で製造・包装しているのだとか。

また国内製造だけではなく、輸入ワインのボトリングもこちらで担っており、24トンものワイン(液体)を袋詰にし輸入。品質維持はもちろんのこと、ボトルの重みが無い分、移送途中の二酸化炭素を最大50%も軽減できるという、環境に優しい方法なんです。

また、意外に知られていませんが甲類焼酎やブランデー、発酵調味料の製造も藤沢工場でやっております。

そんなメルシャン藤沢工場。大正9年に大日本醸造としてアルコールを作り始めて、今年で97年。3年後の東京オリンピックには100年の節目を迎えます。

【工場に潜入してきた】

No image

あいにくの空模様。パニック映画の冒頭みたいに撮れてしまいました。

No image

3.5倍に濃縮されたブドウ果汁がドラム缶に詰められて集結しています。

パッケージの生産ラインがある建物では、足を踏み入れた瞬間からワインの良い香りが! ちなみにエレベーターにもワインの香りが染み付いておりました。ワイン好きには天国のような職場に違いないです。

6階の品質管理室は残念ながら写真撮影禁止区域でした。ここでは20℃に室温が保たれており、甲類焼酎やみりんを含むメルシャン製品がズラリと保存されております。これらはすべて、消費者から寄せられるアレコレに対応するためのサンプルだそうです。アレコレは、いわゆるクレームですね。消費者に理解してもらえるように、準備はバッチリ整えてあります。

No image

続いて5階から見下ろせるボトリングライン。

No image

4階奥では甲類焼酎のボトリングが行われています。

No image

ボトルの形状を保つため、ボトルの内圧を上げているのだとか。

No image

3階はマルチラインとなっており、ガラス瓶、炭酸ガスを要するスパークリング系のボトル、アルミボトルなど、さまざまなボトルにアルコールを流し入れる場所です。

No image

このペットボトル、ほかと比べて茶色いですね。なんでもDLC(ダイヤモンド ライク カーボン)という酸素を通しにくい特殊な素材で造られているのだそう。ワインに酸素は大敵ですが、このボトルを採用することにより、ペットボトルで約1年の保存を実現可能に。強者であります。

No image

無事“商品”となったワインたちは箱詰めを経て、この場所から全国に運ばれていきます。

想像していたよりもこじんまりとした工場でしたが、従業員のみなさんの生き生きとした雰囲気がとても印象的な場所でありました。

【白ワインと魚料理のミスマッチには理由があった!?】

No image

さて、話は同時開催されたセミナーに移ります。

魚料理、特に生魚や焼き魚といった魚本来の味を愉しむ料理で、ワインとのミスマッチに悶々とした経験ありますよね。あの生臭さは、料理にも飲み物にも悪影響であります。

キリン ワイン研究所によると、この生臭さの原因はワインに含まれる『鉄分』にあるそうです!

ブドウの果皮や表面に付着した砂鉄、製造機の微量な鉄イオンなど、ワインは製造過程でどうしても鉄分が含まれてしまうのだとか。

この鉄分が魚の脂質とケンカ反応を起こし、生臭み成分が発生。鉄の含有量が多ければ多いほど、魚料理との相性は悪くなるそうです。

ちなみに、シャンパンとキャビアの鉄板な組み合わせには、大体サワークリームが添えられてきます。クリームの油脂分が上記のケンカ反応を丸く包み込む役目をはたすため生臭みを感じさせず、一転して至高の組み合わせになるようです。

さて、魚介と白ワインをスマートに愉しめるよう、同研究所が産み出したフードマッチ製法によってでき上がったのが「メルシャンBistro 白」

No image

酸味を抑えさっぱりとした口当たりにすることで、シャルドネのように料理の種類を選ばず魚介にもマッチするのだとか。

鉄の含有量の話はどこへ行ったといった感じですが、メルシャンのワインは全て製造過程でなるべく鉄が入り込まないよう、ろ過したりサンプリング段階で確認したり、全力を尽くしているようです(詳細は企業秘密とのこと)。

【テイスティングしてみた】

No image

一般的なシャンパン、一般的な白ワイン、Bistro白の3種類を、数の子や貝ひもといったクセのあるツマミと共に試飲します。前者ふたつのワインでは魚臭さが鼻に抜けて、いただけない状態に。もちろん、そのままで飲むとすごく美味しいです。

しかしBistro白は、確かに臭みをあまり感じませんでした。こちらはそのまま口に含むと「あぁメルシャンのやつ」といった味わいです。コンビニのメルシャンワイン、筆者たまに飲むので……。

【ワイン初級者や女性にオススメのワイン】

No image

食べ合わせだったり飲みやすさの問題から、ワインはまだ自分には早いと感じる若い世代も多いと思います。筆者もどちらかというと、いつもサワーやカクテルに逃げてしまう方です。

ただし今回、テイスティングをして感じた、そんな若輩者たちにオススメしたい1本がありました。それは『Bon Rouge ボン・ルージュ 赤』です。しっかりとした飲みごたえですが、酸味は控えめ。渋みは“しっかり”方向に振られていますが、そこまで嫌味な感じはありません。甘口寄りですが完甘ではないので食事にも合わせやすいでしょう。

うれしい事に、ポリフェノール2倍。

ファーストワインにメルシャンの国内製造の1本、せひ試してみて下さい!

取材・文/松永舞香

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

グルメ総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
「ゆかり」のライバル「かおり」のポテンシャルに早く気付いた方がいい【ふりかけ】
かわいい「ぴよりん」を遠くに連れ出そう!
【検証】豆腐屋さんの本格豆腐とスーパーで39円の豆腐を食べ比べてみた
松屋のビビン丼が終売、だと? 衝撃受けるファンに「耳より情報」
【日本初】中国最強のラーメン店「蘭州ラーメン 馬子禄(マーズルー)」がついに上陸! 大行列のオープン初日に行ってきた!! 東京・神田神保町
  • このエントリーをはてなブックマークに追加