拡大し続げるペットの葬儀市場の実情

拡大し続げるペットの葬儀市場の実情

  • @DIME
  • 更新日:2017/12/06

人間の葬儀と異なりペットの葬儀には、定まった形式や慣習がない。日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開するシェアリングテクノロジーは、同社に寄せられた全国のペット葬儀に関するデータ3067件をもとに利用実態を調査した。

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■ペット葬儀が利用される種別

今回の調査結果では、「犬」と「ネコ」の葬儀依頼が全体の9割近くを占めた。しかし残りの1割はうさぎやハムスターなど、さまざまなペット葬儀の相談が寄せられている。「ポピュラーなペットではないから対応してもらえるだろうか……」と不安を覚える人も少なくないが、ほとんどのペット葬儀業者が犬やネコ以外のペットでも幅広く対応してくれる。ペットの多様化と同時に、ペット葬儀を執り行なう動物の種類も多様化していることがうかがえる。

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■ペット火葬が利用される犬の種類

犬種の上位は「ミニチュアダックスフント」、「チワワ」など、小型犬の割合が高くなっている。こうした小型犬の葬儀案件が多いのは、そもそもペットとしての人気が小型犬は高く、単純に飼育数の多さからペット葬儀に関しても案件数が増えたためだろう。

また今回の調査で2番目に多かった「チワワ」に関しては、某消費者金融企業のテレビCMをきっかけに「チワワブーム」が起こったのが2000年前半だった。チワワの平均寿命が15年程度であることを考えると、そうしたブームの名残が、時を経て現在のペット葬儀に現れているようだ。

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■ペット葬儀で一般的な火葬の形式は?

続いて、ペット葬儀の依頼者はどのような火葬の形式を望んでいるのだろうか。まず前提として、ペット火葬の形式は大きく「合同火葬」と「個別火葬」のふたつに分けられる。

《合同火葬》
複数のペットの遺骸をまとめて火葬する方法。費用は安く抑えられるが、遺骨の判別が困難になるため、返骨はできず多くは共同墓地への埋葬となる。

《個別火葬》
ペットの遺骸を1体ずつ火葬する方法。費用は高くなるが、お別れからお骨拾いまで立ち会うこともできる。また、近年ではペットの骨を砕き、自宅や思い出の場所に散骨するという例も増えてきた。こうした「火葬形式」と火葬後の「遺骨の扱い」について、依頼者の割合を比較したのが下図。

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葬儀にかかる費用が高くなっても、73.5%の人が「個別火葬」を希望している。また71.1%が「返骨」を希望していることからも、費用が高くなっても人間の一般的な葬儀と同じ形式で、ペットを弔いたいという依頼者の心理が見られるようだ。

ちなみにペットの弔い方法として、ペット葬儀業者に依頼するほかに、地方自治体へ依頼するという方法もある。地方自治体にペットの火葬を依頼した場合、主に下記の対応となる。

・公営斎場で動物葬を行い、合同もしくは個別火葬する
・ペット葬儀業者に依頼し、合同火葬する
・環境事業所などで引き取り、焼却処分する

もちろんこれらの対応は住んでいる地方自治体によって異なるが、火葬を行なっている場合でも、そのほとんどは「合同火葬」による対応となっているようだ。こうしたペット愛好家のニーズと地方自治体が行なう対応のズレが、近年のペット葬儀市場の拡大の背景にあることが推測される。

文/編集部

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